組合員の想いを聞き、粘り強い賃金闘争を~2015年度町村職賃金闘争・組織強化交流集会~

町村評議会は10月10日~11日、秋田市で標記集会を開催し、34県本部81人(うち女性5人)の町村の仲間が全国から結集した。本集会は毎秋、確定闘争への意思統一と組織強化、町村同士の交流を目的に開催している。

IMG_4134
2014人勧は「賃下げ」。粘り強くたたかおう:飯塚順一議長
冒頭、飯塚全国町村評議長(東吾妻町職:群馬県本部)が評議会を代表してあいさつし、「2014人勧の『給与制度の総合的見直し』は、地方にとっては『見直し』ではなく『賃下げ』である。各単組(たんそ)では、屈することなく、賃金・労働条件を勝ち取るためにも、ぜひ交渉を積み重ねて欲しい。そのためにも職場の組合員の声を聞き、現場の想いを胸に粘り強く交渉しよう」と訴えた。

 

 

IMG_4146
信頼される労組をめざし、経過を大切にした運動を:仙葉久秋田県本部委員長
続いて、荒金副委員長の本部あいさつ、秋田県本部の仙葉委員長が地元からのあいさつをした。仙葉委員長は「市町村合併後、単組(たんそ)の運動が組合員から見えにくくなり続け、また、賃下げ攻撃が続くことで、自信を失っている。しかし、町村職場はまだその点は分がある部分もある。その長所を活かし、きめ細かな運動を続けることが重要だ。また、防戦の中で執行部がいかに職場の要求を聞いて、話し合って要求につなげていくかということも大切。全てを実現できなくても、常に信頼される労働組合をめざすこと。経過、過程を大切にする運動をぜひとも町村の皆さんに発信して欲しい」と激励した。

次に本部提起が2つされた。1つめは、岸法対労安局長から「地方公務員を取り巻く情勢と課題」と題し、今年の人事院報告の特徴と情勢から、秋季・確定闘争の課題と今後の闘争の組み立て方が提起された。2つめは鬼木組織対策局長・町村評事務局長より「町村単組の組織強化・拡大について」として、町村単組の取り巻く状況を共有し、その課題の克服について提起した。

 

 

IMG_4178
「当たり前」の継続が、団結力につながる:上坂学さん(川本町職:島根県本部)

その後、島根県本部の上坂学さん(川本町職)から「島根県本部の統一闘争の取り組み」の報告を受けた。上坂さんは「ヤマ場当日は町村単組同士がLINEで情報を共有し、全単組妥結まで相互に支援しながらたたかっている」、「当たり前にやってきたことを、継続し続けることが団結力につながる」と語り、町村単組がともにたたかうことの重要性を訴えた。各提起に関する質疑の後、1日目は休会した。
休会後、参加者交流会を行った。普段あまり話す機会のない他の地連や単組(たんそ)との交流に、参加者は大いに盛り上がった。

 

 

二日目は賃金闘争分科会、地公法分科会と組織強化分科会に分かれ、議論を深めた。

 

<賃金闘争分科会>

IMG_4206

賃金闘争分科会では大阪府本部の二重町村評議会事務局長から「財政分析から見る、町村賃金闘争」の報告を受けた。二重事務局長は「『隣の町村が~』と言う当局もあるが、面積や定数だけで単純比較はできない」、「財政を言い訳にさせない賃金闘争とその裏付けが必要」とし、財政分析の必要性と、その分析から賃金闘争につなげる重要性を語った。また、参加者全員による各職場の取り組み報告も行い、それぞれの単組(たんそ)の課題や状況を共有した。

 

<地公法分科会>

IMG_4230
地公法分科会は、鬼木組織対策局長による「評価制度の指針」の提起と、富山県本部の古幡書記次長より「富山県内町村の評価制度の実態」とし、既に人事評価制度が運用されている職場の報告を受けた。「すぐに賃金反映をさせるような制度を導入させないことが重要」、「組合員の声を聞きながら、納得できる制度になるまで試行しながら、毎年改善を続けること」と話した。その後、質疑討論を行い、人事評価制度だけでなく、様々な状況の共有と議論を行った。

 

<組織強化分科会>

IMG_4220
組織強化分科会では、青森県本部の掛村委員長から「県内の組織拡大について」の報告と、単組(たんそ)の運動のチェック方法を共有した。また、参加者同士の報告も行った。

分科会終了後、全体会で各担当の全国幹事から分科会報告を行い、飯塚議長による集会のまとめと団結ガンバローで集会を終了した。

 

<参加者の声:アンケートより一部引用>

・2014人勧の話が詳しく聞けてよかった。
・全国各地の単組(たんそ)と交流することができ、有意義だった。
・町村の仲間と交流することでパワーをもらった。
・今年は例年より参加者が少なかったと思う。もっと周りにも参加を呼びかけたい。
・組織強化拡大の取り組みや島根の報告を聞けて良かった。
・町村職員の置かれている状況について再確認できた。
IMG_4285

IMG_4280

 

 

<秋田県内前段オルグ>

20141009_145600

集会に先駆け、飯塚議長と井上東北地連幹事が県本部とともに県内3町(三種町職、美郷町職、八郎潟町※自治労未加盟)へのオルグを実施した。6級制の運用状況の点検や、「給与制度の総合的見直し」にむけた町村単組同士の情報共有、2月に東京で開催する町村職総決起集会への結集を呼びかけた。