介護政策に一言モノ申す!「かいごり君」ハガキ3200枚を厚労省に提出!(10月25日)

1025要請内容を読み上げる西村社会福祉局長

自治労は2015年の介護保険制度改正に対して現場と地域の声を反映させることを目的として介護政策に一言モノ申す!「かいごり君」ハガキ行動への取り組みを進めていた。

ハガキは10月25日の介護保険制度改正に対する厚生労働省への要請の際に提出された。

1025要請書手交

要請書を手交する佐保介護部会部会長と高橋総務課長

要請は西村社会福祉局長をはじめ、峯社会福祉評議会議長、介護部会幹事らで臨み、佐保介護部会部会長から厚生労働省老健局高橋総務課長に要請書が手渡され、全国から寄せられた3200枚の「かいごり君」ハガキが森介護部会副部会長によって手渡された。

要請の内容については以下の通り。

要請内容

①軽度者に対するサービスについては、予防給付から地域支援事業へ移行した場合に地域間格差の拡大や介護予防の重度化が進むことが懸念されることから、保険給付として継続すること

②介護人材の確保にあたっては、新たな人材確保だけでなく、働き続けることができる労働環境の整備と離職防止のための処遇改善を進めること

地域包括ケアシステムについては、高齢者が住み慣れた地域を生活の場とするためのシステムを推進することは必要だが、推進に重要なサービスの現状を分析した改定・改善策を進めること

④その他の事項として、特別養護老人ホームへの入所者の中・重度重点化については、入所規制のみの先行ではなく、地域・在宅での介護基盤、良質な居住の場の整備等を優先することや、利用者負担と補足給付については利用者本位と利用者の尊厳を守る視点と高齢者の生活実態を考慮すること

これに対し、老健局総務課長は、「要請の内容については、しっかりと受け止め検討を進めていく」との発言があった。

また、総務課長と自治労からの出席者の間で、意見交換が行われ、介護部会幹事からは予防給付から地域支援事業に移行する際の懸念事項や人材確保、特別養護老人ホームの重点化に対して重点的に意見が出された。

1025●●●を問う●●幹事

総務課長に質問する橋本幹事

要請内容と意見に対して総務課長からは、「①支援する仕組みが整備されないところでは既存のサービスからスタートして徐々に多様な支援の仕組みを地域で構築していきたい、費用の抑制ありきの改正ではなく、地域で支える仕組みづくりのための地域支援事業であることをしっかりと説明したい、②介護報酬の引き上げの必要があると認識しており、介護報酬の引き上げが賃金の引き上げにきちんと反映される仕組みをつくっていきたい、④原則として要介護3以上の入所とするが、入所検討委員会での検討を通して要介護1・2でも入所の必要があれば入所できるようにしたい」といった説明があった。

これに対して自治労は、「社会保障審議会介護保険部会で改正に向けた議論が進んできていることは認識しつつも、厚生労働省としては慎重な対応をお願いしたい。また、今後も、引き続き協議の場を設けていただけるようにお願いしたい」と発言し、同省への要請を終了した。