【インタビュー】看護師に聞いてみた。

今回は、看護師の立場からユミコさんにインタビュー。

看護師になった経緯や仕事内容などについて伺いました。

 

Q1:【志望動機、きっかけ】

人の役に立ちたい、という気持ちから看護師をめざす

 

A1:「看護師になろう!」と決め、大学では看護学を学びました。看護師への憧れの気持ちがさらに強まったのは、実習に参加したとき。患者さんにもスタッフにも学生にも平等に優しく接する先輩看護師の活躍を見て、「将来は私もこんな看護師さんになりたい!」と強く思いました。就職活動中は、県立病院を志望。福利厚生もしっかり整っているので安心ですし、働きやすいのでは?と思ったからです。その代わり異動も多いと聞いていたので、その点だけは心配でもありましたが…。でも無事に公務員試験に合格し、晴れて県立病院で働くことが決まりました。

 

 

Q2:【具体的な仕事内容】

患者さんができないことを助けるのが看護師の仕事

A2:みなさんのご想像通り、看護師の仕事は入院患者さんへのお世話が主な仕事になります。例えば、お食事をサポートしたり、体を拭いてあげたり、術後の傷の状態を診たり。患者さんができないことを助けるのが看護師の仕事。他にも、患者さんやご家族への声掛けも大切な仕事の一つです。

 

私が初めに配属となったのは、ある県立病院の小児科でした。その半年後、他の県立病院へ異動することになり、消化器科、外科、内科を担当することに。小児科では、看護師が積極的にケアを行なうのではなく、なるべくご家族にご協力いただけるように心掛けていました。子供も親から触れられると安心しますし、親も子供と触れ合う機会につながるからです。小児科の患者さんは、小さいお子さんがメイン。新生児や乳幼児は“痛み”を言葉にするのが難しいので、歯がゆく思う場面もありました。異動先の病院では、高齢者の患者さんが中心となりました。高齢者の方になると助ける場面も増えるので、必然的に患者さんと触れ合う機会が多くなります。その結果、対人スキルが高まったように思います。でも、患者さんが小児であっても高齢者であっても、個人のニーズに合った対応をするのは、どの科も同じ。またそれを上手く汲み取るのが難しいと常々感じています。仕事を通じて、患者さんは、何を求めているのかな?何をしたら嬉しいだろう?と患者さん一人ひとりにあった接し方を追求するようになりました。私は子ども好きということもあって、ずっと小児科で働きたいと思っていましたが、色々な科を経験してみて、看護師としての幅が広がったように思います。新人のうちは、色んなことを経験したほうがいいのかもしれません。今後は、興味のある保健師や養護教諭も将来の選択肢に入れながら、今の仕事と向き合っていきたいと思っています。

 

 

Q3:【仕事をしていて良かったこと、嫌なこと】

「命」と「ご家族」と向き合う喜び、大変さ

 

A3:一生懸命患者さんをお世話したとき、お礼を言ってくださるのがいつも嬉しいです。患者さんの口の中をキレイにお掃除するくらいしかお手伝いできないときでも、家族の方に「こんなにしてくださってありがとう」と言っていただけたときは、もっと頑張ろう!と思いました。他にも、まだ新人で何もできないときに、精一杯自分にできることをしていたら、上司に褒めていただいたときも嬉しかった。自分の努力を誰かに認めてもらえるのが、仕事のモチベーションにつながっています。

 

一方で、仕事をしていて辛いのは、患者さんへの配慮が上手くできなかったとき。患者さんの中には、認知症の方もいらっしゃいます。どこか遠くに行ってしまったり、暴れたり、大声を出される方もいらっしゃるので、対応が難しいなと思うときも。また、患者さんがお亡くなりになるのが一番辛いですね。患者さんの死を受け入れられない家族の方に、医療サービスを提供する看護師という立場から死を諭さなければいけない場面も当然あります。ご家族の苦しみや悲しみが良く分かるので、上手くお伝えできないことも多く、こういうときに自分の力不足を痛感します。

 

 

Q4:【イメージとのギャップ】

ご家族との関わり方がいかに重要かを実感しました

 

A4:大学の実習で学んだことと、実際の現場で働くこととはやっぱり違うなと思います。一番の違いは、ご家族との関わり方がいかに大切かを知れたこと。これは、実際に働いてみないと分かりませんでした。患者さんが退院後、老人ホームなどの施設に入るのか、それとも自宅で療養するのか。その選択以外にも、ご家族との関係性や、患者さんの望む生き方など、内部事情に踏み込まなくてはいけないことも多いので、大変だと思うこともあります。患者さんやご家族との信頼関係を築くためには、一方的に話すのはNG。患者さんとご家族がそれぞれどう思っているのか、何を悩んでいるのか、何を望んでいるのかを少しずつ聞いて、寄り添っていく姿勢が欠かせません。これがプラスのギャップであり、マイナスのギャップでもありました。私の病院では患者さん一人につき、看護師一人が担当する体制ではありますが、チーム制で診ていくので、一人で悩みを抱え込むことはないので助かっています。色んな方からいただいたアドバイスが、自分の指標になっているなと思いますね。

 

 

Q5:【一緒に働きたい人】

自分の意見を持って、発言できる人。協調性がある人

 

A5:一緒に働きたいのはずばり、明るい人。この仕事はチームで動くことも多いので、この人がいてくれたら大丈夫、と思えるような明るい人がいてくれると心強いです。前向きに物事を考えられる人と一緒なら、お互いに信頼関係も築きやすいもの。また、自分の意見を発言できるということも重要です。発言とはいっても、大それたことを言えなくても大丈夫。経験が浅いうちは、右も左も分からないものです。今の自分の知識の中で考えて、発言する姿勢が大事だと思っています。自分の意見を言いつつも、チームの輪を乱さない協調性も大切ですね。

 

ちなみに、公務員試験の面接では、ありのままの自分を見せて臨もうと決めていました。受かりたいからといってウソをついたり、マニュアル通りのことを言ってもしょうがありません。どんな質問が飛んできても、自分の言葉で伝えようと努力したことが、認められたのかなと思います。

山形県 ユイさん

「誰かの役に立つ仕事がしたい」という気持ちと、親からの勧めもあって、看護師を目指す。大学にて看護学を専攻後、公務員試験を受け、2014年9月より看護師として県立病院に勤務。これまでに、小児科の他、消化器科、外科、内科などでの勤務経験を持つ。趣味は買い物。