「労組でも女性役員を増やすことが重要」 ~2014年度男女がともに担う自治労県本部委員会委員長・事務局長会議を開催

会場の様子IMG_8433 - コピー

2月28日、東京で標記集会を開催し、40県本部59人(男性35人,女性24人)が参加した。

冒頭、川本書記長のあいさつの後、井口組織対策局長が昨年度の経過・総括と各県の男女平等参画の推進状況について報告した。続いて澤田副委員長(男女がともに担う自治労委員会委員長)より「2014男女平等推進闘争について」提起した。今年度より通年闘争となり、すべての単組(たんそ)で何か一つ取り組みをすすめることが力強く提起された。

書記長あいさつIMG_7443

あいさつをする川本書記長

井口局長IMG_7457

報告をする井口組織対策局長

引き続き、実践女子大学人間社会学部の鹿嶋敬教授より「男女共同参画の推進~労働組合はこのテーマにどう向き合えばいいのか~」と題した講演して頂いた。講演では、「安倍政権は女性の活躍促進を成長戦略の中核と位置づけているが、男女平等の理念を基盤とした戦略とはいえない。男女平等はまず『人権』の問題である、という視点を失ってはいけない。最近はダイバーシティ(多様な人材の活用)の文脈で男女平等が扱われることが多いが、これは企業の進歩の為の必要性からであることにも留意する必要がある。本来は人権の視点からのダイバーシティでなければならない。日本の公務員数は国際比較すると相当少なく、その分を非正規の職員に頼っている実態がある。自治労の男女平等課題のひとつにもあるとおり、これからは非正規の組織化も重要な課題。『非正規問題』は同一価値労働同一賃金の原則がカギになると私自身は考えている。ワーク・ライフ・バランスは男女が相互に協力し家族の役割を果たすこと=固定的性別役割分担の打破が目的。実効性のあるポジティブ・アクションの導入が連合でも取り入れられた。組合でも女性の役員を増やしていくことが重要」と話した。

 

鹿嶋先生による講演

鹿嶋先生による講演

 

昼食休憩の後は県本部からの報告をうけた。トップバッターは、神奈川県本部労働局長の中島さん。神奈川県本部ではこれまでも男女平等産別統一闘争を、通年の取り組みとすることを県本部運動方針で確認しており、具体的には各闘争期に県本部推進委員会および闘争委員会を開催し、課題の前進に向けた討議、意思統一をはかっている。また、毎年シンポジウムを開催し、男女平等課題に関する学習を深めている。女性が会議や集会に参加しやすくするには、どういう形式・時間帯がいいのか、自分の経験も踏まえて常に考えるようにしている、と報告した。

 

神奈川県本部 中島労働局長

神奈川県本部 中島労働局長

 

続いて広島県本部中央執行委員の山崎さんより、広島県本部で県内女性のコミュニケーションとネットワークづくりのために立ち上げた「ワーカーズセミナー」について報告を受けた。2013年1月の第1回よりこれまでに3回開催しており、澤田副委員長を講師に招いた講演・グループ討議を実施したり、フラワーアレンジメントの講習会を開いたりと、様々な形式で女性の集まりを盛りあげていることが報告された。

広島県本部 山崎中央執行委員

広島県本部 山崎中央執行委員

最後に北海道本部執行委員の谷川さんより、北海道本部の男女がともに担う運動の取り組みについて報告を受けた。北海道でも通年闘争としての取り組みがされており、6月期に「一単組一企画」として、何らかの取り組みをする提起をしていること、また機関紙特集号を発行し、単組(たんそ)の女性委員長の対談を載せるなど運動の盛り上げを図っていること、また道政への要求と提言も政策部が中心となり毎年行っており、やりとりの様子も報告された。

北海道本部 谷川執行委員

北海道本部 谷川執行委員

その後の全体意見交換では「機関会議参加30%の目標があるが、達成しているところは少ない。メンバーが固定的になっている感もある。他の県ではどうなのか」、「保守的な土地柄なので、女性が会議等で外に出ることに対して、周囲の理解が少ない。男性は邪魔をしないでほしい」、「運動の作り方を模索している。どうしたら女性が出やすくなるのか、何が邪魔になっているのかしっかり議論を積みかさねたい」など、たくさんの意見が出された。

まとめをする杣谷副委員長

まとめをする杣谷副委員長

最後に杣谷副委員長より、「今回、拡大闘争委員会(以下:拡闘)の後に続けての開催としたのは、毎回拡闘に女性の参加が少ないため、傍聴も含めて女性の参加を促すための仕掛けとした。結果的に拡闘の女性の傍聴者2人だったが、来年もこの形式としたいので、引き続き拡闘への女性の参加に努力していただきたい。男女平等の運動は、一緒に何をするのか?というのをよく考えてほしい。『社会の一員としてお互いに役割を果たす』ことがなにより大切。『やりたくないからやらない人』もいるが、『なりたくてなれない人』をなくすことが重要。障壁となっているものを取り除いていかないといけない。役員を頼まれたら『断らない』という気持ちを持っていただきたい。そして、県本部の役員としては、しっかりオルグすることが重要。今年から通年闘争として提起している。ぜひ全単組(たんそ)で強弱あってもなんらかの取り組みができるよう、県本部の徹底したオルグをお願いする」とまとめをし、全体を終了した。

 

<発言された参加者の皆様>

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