6月9日、安芸高田市職労や地域民間中小の仲間、府中市学校給食分会の仲間の激励の中、大新東ヒューマンサービス(株)から派遣され、安芸高田市の保育所で保育士や給食調理員として働く仲間45人が、「自治労公共民間ユニオン安芸高田市保育所分会」を結成した。
違法な一部業務委託強行実施
安芸高田市は旧町時代から保育士の採用を抑制しており、退職者のほとんどが臨時職員により補充されてきた。合併後、当局は1年かけて臨時・非常勤等職員の雇用問題を見直す方針。合併直後に誕生した安芸高田市職労もこの問題について、臨時・非常勤等職員の雇用の安定と、段階的な正規職員の採用を求めてきた。しかし労使協議の決定的な前進のないまま、臨時・非常勤等職員の業務委託が決定。05年4月から大新東に臨時職員を転籍させ、一部業務委託が強行実施された。
これ以降、保育職場では様々な問題が起こった。一部業務委託という形態では、受託者が業務を独立して完結させることが前提となる。しかし、もちろん保育職場では正規職員と委託職員の仕事を切り分けられるわけもなく、密接な協力が不可欠。適法な保育業務の一部業務委託は不可能といってよい。
07年3月、この業務委託が「偽装請負にあたる」と広島労働局から安芸高田市に対して是正指導書が出された。これを受けて安芸高田市は、07年4月からこれまで2年間続けてきた業務委託から労働者派遣に切り替えた。
度重なる身分変更そして組合結成へ
市の場当たり的な対応で、保育士や給食調理員の仲間の身分は臨時職員→委託社員→派遣社員と変えられた。また、保育から調理へと職場変更させられたり、賃金が引き下げられたりし、多くの仲間が職場を去っていかざるを得なかった。
結成大会では、分会長に選出された井上さんが「一人の力ではできないことでもみんなで助け合い、協力して働きやすい職場環境をめざしましょう。険しい道のりの始まりですが、勇気を出して一歩を踏み出しましょう」と力強く宣言した。
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