2004年5月21日 第1827号

「たかしま良充」参議院議員
人見委員長と語る


自治労は、7月の参議院選挙で比例代表区に参議院議員「たかしま良充」さんを組織内協力候補として推薦決定し選挙戦に総力をあげて取り組んでいる。投票日までカ月余りとなった5月8日、再選をめざし全力疾走する高嶋議員が、実現をめざす政策課題や選挙戦にのぞむ抱負などについて、人見一夫委員長と熱い思いを語った。


各地を回り組合員の皆さんから元気をいただきました

人見 各地を回られての手応えや組合員の皆さんの反応はいかがでしたか。

たかしま 昨年の総選挙後から、約5カ月半で、国会活動と併せながら、全国をひととおり回らせていただきました。
 組合員の皆さんの関心が高かったのは、「三位一体改革」や市町村合併、指定管理者制度、民営化問題などがありますが、やはり、公務員バッシング、特に賃金、退職手当への攻撃に対してでした。
 「自治労の代表として国会でがんばってほしい」「政治の流れを変えてほしい」など、皆さんからの期待や激励に応えて、いっそうがんばらなくてはと決意をあらたにしています。

分権のための「三位一体改革」へ全力で取り組んでいきます

人見 高嶋さんは6年間、国政で多くの政策課題に取り組んでこられましたが、さらに重点的に取り組もうとしている政策課題とは何でしょうか。

たかしま 6年前、「自治労の代表」として推薦を受け、自治労書記長から国会へ送っていただきました。この間、自治労の政策課題、組合員の声や思いを国政に反映させることをモットーに活動してきました。
 国会では、主に総務、予算委員会に所属させていただき、特に総務委員会は、地方行財政や市町村合併、公務員制度改革、一般に「給与法案」といわれる賃金改定はじめ公務員の労働条件などを審議する委員会ですから、自治労運動の多くの課題に、専門的にかかわってきたことになります。
 「三位一体改革」が国の財政再建に利用され、地方財政はさらに危機的な状況に陥っています。本来の分権のための「三位一体改革」ということを軸に、地方財政の危機突破を、国政の中で、全力で取り組んでいきたいと思います。

公共サービスの充実と差別・格差を解消し公正な社会をつくります

人見 「三位一体改革」について、自治労は6月15日に地方財政確立などを課題に大行動を展開します。
 また、今春闘では、労働諸条件を「労使交渉で決定する」しくみの確立や常勤と臨時・非常勤、男女間などの格差是正を求めて取り組みました。これらの課題について、高嶋さんの考えをお聞かせ下さい。

たかしま 「三位一体改革」にかかわる大行動を展開していただくことは、非常に心強いことです。各地を回り、首長さんとお会いすると、住民の皆さんへのサービス向上をはかっていくためには、「三位一体改革」を本来の姿に戻さなければいけない、小泉内閣の政策では、地方自治体も切り捨てられるとの危機感をもって話されていました。
 地方六団体も総決起集会を開きます。国民的な大きな課題となっていますので、労働組合の枠を超えて、地方自治を守るという点で、統一行動的な方向での取り組みも必要ではないかと思っています。
 労使交渉を軸とした労使対等の立場に立って、労働条件を含めて話し合いで決めていくことは、公共サービス、公務労働をより充実させるために不可欠だと思います。何としても労働基本権を軸とした民主的な公務員制度改革を成し遂げていかなければならないと思っています。

 男女間格差のみならず、社会全体にある差別、格差を解消していく運動は、公正な社会をつくりあげていく観点から、非常に重要な課題だと思っています。参議院の共生社会調査会に所属し、DV防止の問題など超党派で取り組みました。
これまでのような固定的な性別役割分業という考え方を払拭させて、男女平等の意識で社会づくりをしていくことが重要です。
 女性の雇用差別の問題など直接的、間接的差別の解消をはかり、女性の労働権の確立をとおして、男女共同参画社会を実現していくことが必要だと思います。

参院選で与野党逆転し小泉内閣の退陣を最大目標にたたかいます

人見 公務員制度改革については、政府と連合で協議が始まります。一日も早い、民主的制度を確立するためにがんばっていきたいと思います。
 高嶋さんには、7月の参院選で、自治労の代表であるとともに勤労国民の代表として、再選をめざしてがんばってほしいと思っています。

たかしま この6年間で、清掃、給食や介護、医療職場などの課題、水道や地方公営競技、消防にかかわる課題など、自治労運動の諸課題を含めて、国会での質問は100回近くになりました。
 少しは問題が前進したのかな、答弁を引き出して少しは評価されるところもあるのかな、野党でもがんばればちょっとは政治を動かせるのかなと自覚はもっているのですが、あれだけの質問をしても世の中を大きく変えることはできません。そういう意味で、政権交代を成し遂げなければとの思いが強くあります。
 参院選では政権交代は成し遂げられませんが、与野党逆転で、時の内閣を退陣に追い込むことは可能なので、この参院選で小泉内閣を退陣に追いこみ、次の総選挙へとつなげていくことを最大の目標にたたかいたいと思います。

地方自治の専門家として協力国会議員団13人が政策実現へ奮闘しています

人見 自治労は、比例代表区に高嶋さんを組織内協力候補として推薦決定し取り組みを進めているところですが、同じく選挙区で北海道で現職の峰崎直樹さん、鹿児島で新人の皆吉稲生さんを推薦決定しています。また、各県本部でも選挙区で推薦決定して取り組みを進めています。
 連合の中でも、自治労は100万人の組合員を擁しているわけで、ぜひとも、高嶋さんが、それにふさわしい結果を獲得するために、いっしょにがんばっていきたいと思っています。

たかしま 幹事長を務めさせていただいている自治労協力国会議員団は、昨年の総選挙で自治労の皆さんにがんばっていただき、衆・参国会議員が13人となっております。
 今、地方自治にかかわる大きな政策課題が山積しています。地方自治の専門家として、協力国会議員団がその代弁者として活動するのは、この時期をおいてないと思っていますから、全員が衆・参の各委員会で先頭に立ち、政策実現に向けて奮闘しています。
 自治労の仲間の国会議員を増やしていくためにも、峰崎さん、皆吉さんとともに全力でがんばります。
 終盤国会で、参議院に年金改革法案や市町村合併関連3法案などが回ってきます。合併関連法案では質問する予定になっていますので、国会での質問をきっちりやって、組合員の皆さんの要望に応えていきたいと思います。

人見 終盤国会でも、小泉内閣と真剣勝負の論戦をお願いします。そして、ぜひ、次の6年間で政権交代できるようがんばっていただきたいと思います。
 非常にハードなスケジュールと思いますが、身体に気をつけてがんばって下さい。私たちも全力で支援して、「7月11日」には、いい結果を出したいと思っています。

たかしま がんばります。がんばります。