全日本自治団体労働組合
tag:www.jichiro.gr.jp,://80660
2024-03-13T07:45:57Z
全日本自治団体労働組合(自治労:じちろう)のHPです。住民が安心して暮らすための地域公共サービスを担う公務員や公共民間労働者の連帯組織です。全国各地の単位組合を通じて、地域公共サービスで働く仲間が集まる産業別組合です。 MovableType.net
全日本自治団体労働組合
能登半島地震、自治労ボランティア始動~3月4日から石川県七尾市で被災地支援~
tag:movabletype.net,2003:post-2651163
2024-03-13T07:32:00Z
2024-03-13T07:45:57Z
能登半島地震の発生からすでに3カ月目。石川県内での支援ボランティアが始まった。
<p style="text-align: center;"><span>現地で活動する福井県本部と長野県本部の組合員「総合支援窓口」はJR七尾駅前の「パトリア」にある。</span></p>
<p><span>能登半島地震の発生からすでに3カ月目。石川県内での支援ボランティアが始まった。1月18日から富山県氷見市で行っていた活動は3月20日で終え、活動場所は能登半島に移る。当面、富山県氷見市にベースキャンプを置き、石川県七尾市の「総合支援窓口」受付業務と給水車への水の補給作業を行う。</span></p>
<div><span>七尾市長の要請を受けたこの行動は、当面の活動期間を3月末までとし、1グループ4人で実施。第1グループと第2グループは、福井・長野の組合員だ。</span></div>
<div><span>活動サイクルは、8泊9日で土曜日に現地入り・次週日曜日に任務終了となる。現地事務局は自治労本部と富山・石川両県本部。</span></div>
<div><span>3</span><span>月4日に現地入りした第1グループは、総合支援窓口業務には福井県本部の組合員が、給水車への水補給には長野県本部の組合員が従事している。第3グループは岩手・福島・宮城・栃木、第4グループは大阪・兵庫の組合員が参加予定。</span></div>
<div><span>今後の活動期間や支援内容は、現地の状況等を見極め検討することとなる。</span></div>
<h4><span>「総合支援窓口」は住宅の応急修理や解体・撤去、被災者生活再建支援金などの受付窓口。この業務を肩代わりし被災自治体の職員・組合員の負担軽減を図る。給水車への水補給は、1日20台の県外からの応援の給水車に対して行っている。</span></h4>
<div><img class="asset asset-image at-xid-3202960 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/PH%E2%91%A1---%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC-2bedfaed-640wri.jpg" alt="" width="640" height="545">
<p></p>
</div>
現業労働運動の継承と担い手育成をめざして~2024年度現業評:第1回担い手育成連続講座~
tag:movabletype.net,2003:post-2649799
2024-03-11T08:35:00Z
2024-03-11T08:35:46Z
現業評議会は3月9日から2日間、第1回担い手育成連続講座を開催した。運動の継承等をめざし、全国から次代の担い手を集めた。
<div><span>自治労現業評議会は3月9日から10日にかけて自治労会館で第1回担い手育成連続講座を開催した。この講座は、現業課題の解決にむけ、運動の継承が重要であることから、全国から次代の担い手が集まり、合計2回の講座を行う予定。</span></div>
<div><span>第1回は、現業労働者の権利などの講座やグループワークによる要求書作成と模擬団交、さらにLGBT法連合会の西山さんを講師に招き、「LGBTQ+の人権課題について」をテーマにした講演、また東日本大震災発災時に福島市役所で勤務をしていた八巻総合企画総務局長から当時の対応と自治労としての社会的役割についての講演を行うとともに、午後からは国会に移動し見学を行った。</span></div>
<div><span>1日目は、2つの講座とグループワークが行われた。まず、「自治労ってなんなん?」と題した講座①では、岡野雅子副議長から労働組合が何をしているのか、自治労の組織などについて説明し、横のつながりが重要と提起した。</span></div>
<div><span>その後の講座②では、「権利を活用した取り組みの推進を」をテーマに、現業労働者に保障されている権利、評議会結成の重要性について触れ、それらの権利を活用した現業・公企統一闘争の取り組みの必要性を述べた。</span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3200038 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E2%97%8F%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A1-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480"></span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3200039 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E2%97%8F%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A1%E3%83%BC%EF%BC%92-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480"></span></div>
<div>
<figure class="mt-figure mt-figure-center"><img class="asset asset-image at-xid-3200040 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E2%97%8F%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A1%E3%83%BC%EF%BC%93-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480">
<figcaption>各グループでさまざまな意見が出された</figcaption>
</figure>
</div>
<div><span>その後のグループワークでは、課題の解決にむけ要求書の作成が行われ、参加者は現場の課題を出し合い、どのような要求書を作成したらよいか、話し合って要求書を作成した。各グループから要求書の発表後、それをもとに三役常任を当局役として模擬団交を実施した。</span></div>
<div><span>模擬団交では、参加者からの要求に対し、当局側が議論の論点をずらし、またかたくなな対応を取るなどしたため、参加者側は戸惑いを見せた。模擬団交終了後には、法制度などの理解と根拠となる資料の提示を求めることが重要との解説を受けた。</span></div>
<div>
<figure class="mt-figure mt-figure-center"><img class="asset asset-image at-xid-3200042 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E2%97%8F%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A2-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480">
<figcaption>作成した要求書をもとに模擬団体交渉</figcaption>
</figure>
</div>
<div><span>2日目は、LGBTQ+法連合会の西山さんから「LGBTQ+の人権課題について」の講演を受け、現状と労働組合としての取り組みについて課題提起がされた。</span></div>
<div><span>その後、自治労の復興支援をテーマに、八巻総合企画総務局長から当時の状況についての講演を受け、復興にむけ取り組むにあたり、全国の仲間が福島県に支援に来ていただいたことは、自治労としての横のつながりの大切さなどを訴えた。最後に国会見学を行い、第1回を終了した。</span></div>
<div><br><span><img class="asset asset-image at-xid-3200048 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/DSC_2074-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480"></span>
<p></p>
<span>参加者からは「組合加入2年目で分からないことだらけでしたが、今回の受講で少し前進できたように思います。自分にできることは積極的に参加したいとより思うようになりました」、「良い経験、勉強をさせていただきました。早速持ち帰って共有させていただきたいと思います」などの感想が述べられた。</span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3200044 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E2%97%8F%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A0-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480"></span>
<p></p>
<p></p>
</div>
第18回農水省と土地改良関係についての研修会・意見交換会を開催~公共民間評議会・土地連~
tag:movabletype.net,2003:post-2646510
2024-03-11T08:18:00Z
2024-03-11T08:55:18Z
2月22日、参議院議員会館で自治労加盟全国土地連労連絡協議会主催の研修会・意見交換会を行った。
<p style="text-align: center;"><span>土地改良事業に関する要請書を各議員に手交(右から鬼木参議院議員、岸参議院議員、舟山参議院議員)</span></p>
<div><span>2月22日、参議院議員会館で自治労加盟全国土地連労連絡協議会主催の研修会・意見交換会が行われた。この協議会は全国の土地改良連合会事業団体連合会の労働組合のうち、自治労加盟をしている15県の組合により組織されている。この研修会・意見交換会は2010年に始まり、コロナ禍によりしばらく中断していたが、昨年より再開した。毎回、国会議員と事業に関する思いや地方農政・地元の声の実情、連合会が抱える問題などを意見交換している。また、農林水産省の調査官を講師に招いて、新しい事業の概要や改変の要点などを講演いただき、技術力の向上をはかっている。</span></div>
<div><span>冒頭、重光協議会議長(大分県)があいさつし、「1月1日に発生した能登半島地震に伴い、農業集落排水(農村地域の下水道)の調査に各県連合会からの派遣が始まっている」と災害対応に触れ、「優先するライフラインの回復ののちに、農地・農業用施設の被害調査と災害査定が進められる。各県連合会の応援を入れても膨大な作業量となることから、出席の議員にもその支援や災害査定の簡素化などご尽力いただきたい」と述べた。</span></div>
<div><span>続けて、岸真紀子参議院議員(組織内議員)、鬼木誠参議院議員(組織内議員)、舟山康江参議院議員(国民民主党)から連帯の挨拶を受けた。各議員に対し、重光議長から土地改良事業に関する要請書を手交。要請書には、「1.農業農村整備事業の予算確保について」「2.物価高騰対策について」「3.災害復旧と防災減災並びに国土強靭化について」の3点について挙げ、それらの対策や取り組みについて要請した。その後、地方の農業の実情や連合会が抱える人員不足など、実際に抱えている問題について意見交換を交わした。</span></div>
<div><span>その後、岡本裕也調査官(農林水産省農村振興局整備部設計課)を講師に、「令和6年度 土地改良関連予算概算決定の概要と食料・農業・農村基本法の改正の方向性について」予算拡充事項を中心に研修を受けた。また、能登半島地震に伴うMAFF-SATによる農業集落排水施設や防災重点ため池などの調査状況の説明を受けた。講演ののちには、事業の方向性や具体的な項目など事業に関する質問や意見交換を行い、農業土木職員としての知識の向上をはかった。</span></div>
<div>
<figure class="mt-figure mt-figure-center"><img class="asset asset-image at-xid-3182097 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/IMG_2016-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480">
<figcaption>あいさつする重光議長(中央)</figcaption>
</figure>
</div>
<div>
<figure class="mt-figure mt-figure-center"><img class="asset asset-image at-xid-3182098 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/IMG_2163-640wri.jpg" alt="" width="640" height="511">
<figcaption>研修会の講師を務めた岡本調査官</figcaption>
</figure>
</div>
<div><img class="asset asset-image at-xid-3182100 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/IMG_2177-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480">
<p></p>
</div>
安心して働ける職場や多様性を認め合う社会を作るために~2024年度自治労ジェンダー平等推進県代会議を開催~
tag:movabletype.net,2003:post-2646683
2024-03-08T07:16:00Z
2024-03-08T07:39:06Z
3月6日、自治労ジェンダー平等推進県本部代表者会議を開催。ウェブ方式で行い、37県本部1社保労連62人が参加した。
<div><span> 3月6日、2024年度のジェンダー平等推進に係る方針の議論や意見交換などを目的に自治労ジェンダー平等推進県本部代表者会議を開催。ウェブ方式で行い、37県本部1社保労連62人が参加した。</span></div>
<div><span> 会議では、LGBT法連合会の神谷悠一事務局長が「『SOGI理解増進法』の条文と国会答弁から検証する、地方自治体における適切な運用について」と題する講演を行った。2023年12月に開催した「LGBTQ+/SOGIに関するセミナー(基礎編)」の内容を踏まえた応用編として実施。LGBTQ+当事者が直面するハラスメントや地方自治体による差別禁止条例、法整備に関する近年の動きなど多岐にわたりLGBTQ+に係る論点や課題についての詳細な説明があった。</span></div>
<div><span> 自治労本部からは「2024ジェンダー平等推進の取り組み」を提起し、単組、県本部、本部における具体的な取り組みの説明があった。職場での点検活動を行い、ハラスメント防止やワークライフバランスの推進、ジェンダー平等に関する要求を行うことや、「自治労ジェンダー平等推進計画」で設定された達成すべき数値目標への取り組みなどを確認した。</span></div>
<div><span> 参加者は会議を通じ、人権が守られ差別やハラスメントのない、誰もが安心して働くことができる職場や多様性を認め合う社会を作るため、LGBTQ+を包含したジェンダー平等社会の実現にむけた取り組みをさらに進めていくことを共有した。</span><span></span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3182349 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/IMG_0836-640wri.jpg" alt="" width="640" height="426"></span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3182352 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/IMG_0860-640wri.jpg" alt="" width="640" height="426"></span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3182351 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/IMG_0857-640wri.jpg" alt="" width="640" height="426"></span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3182358 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/IMG_0871-640wri.jpg" alt="" width="640" height="426"></span>
<p></p>
</div>
岸まきこが能登半島地震の被災者支援・復興などについて質疑~参議院予算委員会(3月7日)~
tag:movabletype.net,2003:post-2646644
2024-03-08T06:29:00Z
2024-03-08T07:22:24Z
3月7日、参議院予算委員会で自治労組織内議員の岸まきこ参議院議員が質疑に立ち、能...
<p> 3月7日、参議院予算委員会で自治労組織内議員の岸まきこ参議院議員が質疑に立ち、能登半島地震の被災者支援・復興、防災の観点で保育士の配置基準、原子力防災・原子力政策の課題について質問しました。本人による活動報告を提供いただきましたので、転載します。</p>
<p>※こちらの国政報告(岸まきこ参議院議員、鬼木まこと参議院議員)は、毎月「じちろうネット」(自治労加盟組合むけWEBサイト)を通じて提供しています。(各組合でのビラ・機関紙等への転載は自由です。ぜひご活用ください)</p>
<hr>
<p> 3月4日、早朝から自治労石川県本部のみなさんに同行いただき、能登半島地震で被災した輪島市、能登町等を訪問。地震と火災、液状化による建物や道路の被災状況を見るとともに、役場や避難所、病院等で現状と課題を直接伺う貴重な機会をいただきました。自らも被災者でありながら、地域や住民の復旧・復興のためにまさに不眠不休で業務にあたっている仲間のみなさんにこころより敬意を表します。</p>
<p> 帰路の七尾市内では、ちょうどこの日から始まった自治労ボランティア支援活動で給水活動に取り組む長野県本部のみなさんともお会いすることができました。</p>
<p> 被災地訪問3日後、3月7日の予算委員会で、いただいた課題を政府に質す機会を得ました。お会いしたみなさんの顔を思い浮かべつつ、息の長い被災者支援の必要性、復旧・復興の在り方等について防災担当大臣らに質問しました。また、新たな支援策である「地域福祉推進支援臨時特例交付金」の対象地域が能登地域6市町に限定されていることの理不尽さを指摘しました。これでは、私が視察した限りでも被害の大きさを実感した、同じ能登地域である内灘町や富山県氷見市は対象となりません。明確な根拠なく地域を限定せずに、被害の甚大さに着目した支援の必要性を武見厚生労働大臣に質しました。</p>
<p> 被災地のみなさん、そして職務、ボランティアを問わず支援活動に携わるすべてのみなさんとともに、私も被災地の一日も早い復旧・復興のために全力で取り組みます。</p>
<p><img class="asset asset-image at-xid-3182280 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/20240304_170448-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480"></p>
<p></p>
<p></p>
<p><img class="asset asset-image at-xid-3182294 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/DSC_4772-1-640wri.jpg" alt="" width="640" height="480"></p>
<p></p>
<p></p>
PSI-JCがジェンダー平等社会の実現にむけ、国および政党に対して要請行動を実施
tag:movabletype.net,2003:post-2645338
2024-03-06T02:58:00Z
2024-03-06T07:25:48Z
3月5日、自治労が加盟するPSI‐JC(国際公務労連加盟組合日本協議会)は「3.8国際女性デー」に先立ち、政府・政党に要請行動を行った。
<div><span>自治労が加盟するPSI‐JC(国際公務労連加盟組合日本協議会)は3月5日、「3.8国際女性デー」に際し、内閣府、厚生労働省、立憲民主党、国民民主党およびILO活動推進議員連盟に対して要請行動を実施。JC女性委員会議長を務める自治労の木村ひとみ副委員長らが参加し、ジェンダー平等社会の実現にむけて、積極的な対応を求めた。(立憲民主党に要請書を手交する木村副委員長(前列左より6人目)ほかPSI-JCメンバー(トップ写真)、右から3人目は鬼木誠参議院議員(組織内議員)、右から4人目は岸まきこ参議院議員(組織内議員))</span></div>
<div><span>要請事項は、(1)男女平等参画社会の実現、(2)暴力とハラスメントのない社会づくり、(3)LGBT+など性的マイノリティに関する取り組み強化、(4)男女平等に関するILO未批准条約の早期批准と国内法の整備など。</span><span></span></div>
<div><span>それぞれの要請の冒頭には、木村副委員長より、「能登半島地震への対応、国会対応等の多忙の中、ご対応いただき感謝申し上げる。3.8国際女性デーに向け、本日はジェンダー平等、人権を基本とした社会の実現、また、多様性を尊重しすべての人が働きやすく働き続けることができる職場の形成に向けて、職場課題等を報告しながら、意見交換を行ってまいりたい」とあいさつを行い、その後、自治労、国公連合、全水道、ヘルスケア労協、全消協から参加した18人の仲間が、それぞれの現場におけるジェンダー平等にかかわる課題等を訴えた。</span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3179702 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A0-9ed7858d-640wri.jpg" alt="" width="640" height="482"></span>
<p></p>
<span>内閣府、厚労省からは能登半島地震に関わって、「自身も被災地に派遣されたが、平時から女性が参画した取り組みが極めて重要だということを改めて実感した。自治体職員との連携や、意思決定層に対して、ガイドラインを用いた研修等を進めて参りたい」、ILO条約190条の批准に関わって、「条約の趣旨は妥当だと考えるが国内法制との調整が必要」といった発言があった。</span></div>
<div><span>ILO議連の事務局長である石橋通宏参議院議員からは「中核的労働基準である111号条約について、実効性ある形で批准に向けた取り組みを進めていきたい。190号条約についても、労働者にとっての中核的条約であるといった認識を超党派の中で共有していきたい」と発言があった。</span></div>
<div><span>また、政党からは「ジェンダー平等社会に向けて、本来は社会の一人一人が人権を尊重する意識を持つことが重要だが、そのようになっていない状況を踏まえれば、しっかりと法律で規制を行っていくのが重要であり、そのために皆さんと共に頑張って参りたい」などの発言を受けた。</span></div>
<div><span>自治労は、引き続きPSI-JCに結集し、ジェンダー平等の実現と、その基盤となる公共サービスの拡充に向けた人員の確保をめざし、国内外でのキャンペーンに取り組んでいく。</span></div>
<div><span></span>
<figure class="mt-figure mt-figure-center"><img class="asset asset-image at-xid-3179703 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A1-8f9130ce-640wri.jpg" alt="" width="640" height="482">
<figcaption>石橋通宏ILO議連事務局長(左)に要請書を手交する木村副委員長</figcaption>
</figure>
</div>
<div>
<figure class="mt-figure mt-figure-center"><img class="asset asset-image at-xid-3179704 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A2-178a82d0-640wri.jpg" alt="" width="640" height="482">
<figcaption>玉木本部長をはじめとする国民民主党男女共同参画推進本部の議員のみなさん</figcaption>
</figure>
<span></span></div>
<h3><span>PSI-JCとは</span></h3>
<div><span>Public Services International Japan Council(国際公務労連加盟組合日本協議会)の略称。スイスに本部を置く国際的な公共サービス部門労働者の労働組合の連合組織であるPSI(国際公務労連)に加盟する自治労、国公連合、全水道、ヘルスケア労協、全消協で構成される。</span></div>
「職場を辞めたい」と感じる医療従事者が増加─衛生医療評議会が調査結果を公表─
tag:movabletype.net,2003:post-2644717
2024-03-05T08:10:00Z
2024-03-05T08:10:01Z
衛生医療評議会は3月5日、厚生労働省内で「医療従事者の意識・影響調査結果」について記者発表を行った。
<h4>自治労本部・衛生医療評議会は3月5日、厚生労働省内で「医療従事者の意識・影響調査結果」について記者発表を行った。新型コロナの分類は5類に移行したものの、医療現場の働く環境は改善しておらず、職場を辞めたいと思う人の割合は前年よりも悪化した。</h4>
<div><span>調査では、「現在の職場を辞めたい」と思う人の割合は、常に思う・しばしば思う・たまに思うを合わせて79%に上り、前年の72%から7ポイント増加した。その理由としては、業務の多忙や人員不足、賃金への不満が上位3つを占めている。</span><span></span></div>
<div><span>始業前の業務(前残業)が「ある」と答えた人の割合は全体の72%に上るが、そのうち89%が時間外申請をしていないことも分かった。</span></div>
<div><span>休憩については、すべてを取得できず、一部の時間を業務に割いているという人が76%に上った。</span></div>
<div><span>残業については、52%が不払い残業があると答えている。背景には、時間外を申請しにくい風潮や環境、時間外労働は自己研鑽扱い、などの理由がある。</span><span></span></div>
<div><span>人員配置については、72%の人が「少ない」(かなり少ない、やや少ないの合計)と回答しており、とりわけ看護師では79%が人員配置を「少ない」と感じている。</span><span></span></div>
<div><span>収入への満足度については、「不満」(不満、やや不満の合計)と感じている人が全体の64%、中でも看護補助者と助産師については70%の人が、薬剤師と看護師では67%の人が「不満」と回答した。</span><span></span></div>
<div><span>うつ的な症状のある人の割合は、前年の27%から9ポイントも悪化し、36%となった。</span></div>
<div><span>うつ的症状がある人のうち93%が離職を検討しているという結果も明らかになった。</span><span></span></div>
<div><span>これらの背景には、コロナ5類移行後も多忙や人員不足が改善されていないこと、仕事に見合わない賃金への不満などが考えられる。また、各地で起こっている公立病院の再編・統合や経営形態の見直し議論も、職員の不安へとつながっている可能性がある。</span><span></span></div>
<div><span>地域医療を守るためには、医療従事者の人員確保が必要であり、そのためには賃金・労働環境の改善は不可欠だ。医療従事者が安心して働き続けるために、医療職場における労基法の遵守、メンタルヘルス対策など対応をはかっていくことが重要となってくる。また、今回の診療報酬改定の内容を受け、公立・公的病院でも確実な賃上げにつなげていくことが必要だ。</span></div>
<div><hr><span></span></div>
<div><img class="asset asset-image at-xid-3178993 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E5%B9%B3%E5%B1%B1%E5%B1%80%E9%95%B7-640wri.jpg" alt="" width="640" height="513"></div>
<div><img class="asset asset-image at-xid-3178994 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/IMG_8739-640wri.jpg" alt="" width="640" height="426">
<p></p>
</div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3178621 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E5%8F%8E%E5%85%A5%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%BA%80%E8%B6%B3-640wri.png" alt="" width="640" height="454"></span>
<p></p>
<p><img class="asset asset-image at-xid-3178619 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E5%89%8D%E6%AE%8B%E6%A5%AD%E3%81%AE%E6%9C%89%E7%84%A1-640wri.png" alt="" width="640" height="452"></p>
<p><img class="asset asset-image at-xid-3178620 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E4%B8%BB%E5%BC%B5-640wri.png" alt="" width="640" height="448"></p>
<p></p>
<p></p>
</div>
成長し続ける地域医療をめざして~地域医療セミナーを開催~
tag:movabletype.net,2003:post-2641885
2024-03-05T01:29:00Z
2024-03-12T03:27:22Z
2月23日から2日間「2024年度地域医療セミナー」を開催し、約370人が参加。コロナ禍前並みの参加者数となった。
<div><span>2月23~24日、東京・TOC有明にて「2024年度地域医療セミナー」を開催した。テーマは「成長し続ける地域医療をめざして~人員の確保と労働環境の改善にむけて~」。会場には約370人が集まり、コロナ禍前並みの参加者数となった。初日の全体会はウェブを併用して行い、ウェブでの参加は約80人だった。</span></div>
<div><span>※セミナーの内容は、期間と公開範囲を限定して、<strong>動画配信</strong>をしています。閲覧方法等は、ご所属の組合事務所までお問い合わせください</span></div>
<div><span>初日の全体会は、まず平山事務局長の提起を受けた後、城西大学経営学部教授の伊関 友伸さんによる講演「アフターコロナの時代の自治体病院経営」を行った。混乱するコロナ禍初期において積極的に患者の受け入れに当たった自治体病院の役割の大きさを改めて伝えるとともに、アフターコロナにおいても公立・公的病院の地域で果たす役割は重要であり、効率や経営論の観点だけでなく必要な機能を保つための人員確保が必要であると述べた。</span></div>
<div><span>続いて、NTTデータ経営研究所の土屋 裕一郎さんから「医療現場におけるデジタル技術(AI・ICT)活用の展望」について講演をいただいた。少子・高齢化により労働人口が減少する中で、医療現場においてもAI・ICT化が求められている。国内外のデジタル技術の活用事例の紹介、Chat GPTの実演を交えて講演を行った。</span></div>
<div><span>公立病院の再編統合についての現場報告として、自治労広島県職員連合労働組合から桒田 博正さんが「広島県立病院再編統合に対する取り組み」を報告した。広島県の医療課題として、若手医師の減少や急性期病床の過剰と回復期病床の不足などがあり、これらの解決のために県立病院と複数の民間病院を統合し、機能集約した新病院の新設が進められている。統合・再編成に際し、職員の身分や賃金・労働条件について当局と組合での話し合いが重ねられている状況について報告した。</span></div>
<div><span>この後、自治労協力国会議員・参議院議員の岸 まきこさんが会場に駆けつけ、活動報告を行った。医療現場の課題について評議会との意見交換の実施や、能登半島地震の被災地に派遣されている医療従事者の労働時間やメンタルヘルスの課題、育児中の夜勤免除の課題について厚労省に提言したことなどを報告した。また、診療報酬改定内容について、今後の国会で現場の賃上げに本当につながるかを注視・議論していきたいと述べた。</span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3175044 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/240301----800wri.png" alt="" width="800" height="298"></span><br><span></span><span>2日目は3つの分科会に分かれ、それぞれ講演、パネルディスカッション、グループワークなどを行った。</span></div>
<h2><span>看護師分科会</span></h2>
<div><span>日本看護協会の奥村 元子さんから「タスクシフト/シェアに向けての業務負担軽減」につい</span><span>て講演を受けた。看護師は夜勤や「前残業」を含む時間外労働が多く激務であるが、看護師が専門性を要する業務に専念できるようタスクシフト/シェアを進めることが重要である。タスクシフト/シェアの先進的な事例紹介を交えながら、業務の見直しや働き方の効率化の必要性を説明した。<br>講演の後、看護問題対策委員から提起があり、その後グループワークで現場課題を共有し解決にむけた議論を行った。</span><span></span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3175048 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/240301-------800wri.png" alt="" width="800" height="346"></span></div>
<h2><span>医療政策分科会 </span></h2>
<div><span>総務省自治財政局 準公営企業室の齋藤 聡さんが「公立病院経営強化の方策」について講演を行った。民間病院では採算のとれない地域や特殊部門に係る医療を担うなど、公立病院が果たす役割は大きいが、それゆえに経営状況は厳しくなり、公立の病院数と病床数は減少を続けている。そうした中、公立病院の経営強化プラン策定が求められている。経営の強化、地域医療に果たす役割などについて説明した。</span></div>
<div><span>また、再編・統合の渦中にあった3つの現場からの報告を行い、報告を受けてパネルディスカッションを行った。</span><span></span></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3175053 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/240301------------800wri.png" alt="" width="800" height="334"></span></div>
<h2><span>コ・メディカル分科会</span></h2>
<div>「時間外労働」「労働時間管理」「労働と自己研鑽」「宿日直制度」の4つのテーマについて、コ・メディカル委員会の幹事が解説し、それを受けパネルディスカッションとグループワークを行った。実際の働き方と法律で定められている内容とのギャップを理解したうえで、改善につなげていくことが必要であることを共有化した。<span></span></div>
2024年度ジェンダー平等推進ポテッカーのキャッチコピーを決定!
tag:movabletype.net,2003:post-2644044
2024-03-04T03:55:00Z
2024-03-04T03:58:38Z
ジェンダー平等推進・啓発用ポテッカーのキャッチコピーを公募し(応募総数633点)、2作品が特賞に決まりました。
<div>自治労は、この間男女平等推進を重要課題と位置付け取り組みを続けてきました。第97回定期大会で決定した「自治労ジェンダー平等推進計画」を、2024年度以降においても重要課題と位置付け引き続き取り組みを進めることにしています。<br>そこで、この取り組みをすすめるため、「ジェンダー平等推進・啓発用ポテッカー」のキャッチコピーを公募した結果、以下の2作品が特賞に決まり、闘争推進ポテッカーに採用されました。応募総数は633点。</div>
<h2><span>キャッチコピーのテーマ</span></h2>
<div><span>①職場におけるジェンダー平等を進めるにあたっての課題を意識できるもの</span></div>
<div><span>⇒職場での意識向上をはかる目的としての啓発。</span></div>
<div><span>②男性の育児参画、家族介護参画の促進を啓発する内容</span></div>
<div><span>⇒2022年以降、地方公務員の育介法等の改正により、地方公務員の育児支援・介護支援にかかる規定が改正されています。そのため、より多くの男性職員の積極的な育児・介護へのさらなる参画を促す目的としての啓発。</span></div>
<div><span>③LGBTQ+を含めたジェンダーハラスメントやセクシュアル・ハラスメントなどの防止を呼びかけるもの</span></div>
<div>
<div><span>⇒LGBTQ+に関するアウティングや性的指向・性自認の尊重に基づいたハラスメントの防止等に関する啓発。</span></div>
</div>
<div><span>厳正なる選考の結果、次の通り特賞2作品をジェンダー平等推進闘争のポテッカーに採用させていただくこととなりました。あわせて、佳作5作品を選考しましたので報告します。</span><span>おめでとうございます!</span></div>
<h3><span>【特賞:2作品】</span></h3>
<div>
<h2><span>多様性 その人らしさが 輝く未来</span></h2>
<div style="text-align: right;"><span>大阪府本部 大阪交通労働組合 磯崎 博さん</span></div>
<div style="text-align: right;"> </div>
<div> </div>
<h2><span>言い出せない そんな気持ちにも 気づきたい</span></h2>
<div style="text-align: right;"><span>広島県本部 尾道市職員労働組合 仁田 由香さん</span></div>
</div>
<h3><span>【佳作:5作品】</span></h3>
<div>
<h2><span>きょうは わたしが先に 帰る日です</span></h2>
<div style="text-align: right;"><span>新潟県本部 佐渡市職員労働組合 備家 悠一郎さん</span></div>
<div style="text-align: right;"> </div>
<h2><span>大切な人の そばにいれる 社会づくりを</span></h2>
<div style="text-align: right;"><span>大阪府本部 大阪交通労働組合 増本 琉那さん</span></div>
<div style="text-align: right;"> </div>
<h2><span>『あたりまえ』に縛られない 一人一人が 輝ける社会を</span></h2>
<div style="text-align: right;"><span>和歌山県本部 和歌山県職員労働組合 大藪 将貴さん</span></div>
<div style="text-align: right;"> </div>
<h2><span>昔はね~ その一言が 妨げる</span></h2>
<div style="text-align: right;"><span>島根県本部 出雲市職員連合労働組合 熱田 健二さん</span></div>
<div style="text-align: right;"> </div>
<h2><span>家事育児 君がするより 君とする</span></h2>
<div style="text-align: right;"><span>大分県本部 豊後高田市職員労働組合 矢口 綾香さん</span></div>
</div>
<div><span>ポテッカーは組合事務所などに掲示されていますので、ぜひご覧ください。</span><span>また、佳作の5作品についても、各組合でご活用いただくことができますので、積極的にお使いください。</span></div>
岡山済生会総合病院従業員組合組合員1050人が自治労加盟
tag:movabletype.net,2003:post-2644014
2024-03-04T01:26:00Z
2024-03-04T01:25:52Z
1月24日、岡山県の「岡山済生会総合病院従業員組合(組合員数1050人)」が自治労に加盟した。
<h1 style="text-align: center;"><span>JR岡山駅西口にそびえ立つ岡山済生会総合病院。急性期医療を担う473床の地域中核病院。社会福祉法人として総合病院や県庁内診療所等の医療機関をはじめ、老人保健・福祉施設、教育施設などを経営している。</span></h1>
<p><span></span></p>
<h2><span>「医療業界の問題点」に労組がメス~</span><span>不払い残業代19億円 </span><span>搾取にNOのこぶし~</span></h2>
<div><span>1月24日、岡山県の公的病院・岡山済生会総合病院の労働組合「岡山済生会総合病院従業員組合(組合員数1050人)」が自治労に加盟した。岡山県内では県職連合に次ぐ組織規模だ。自治労加盟を決断した安積昌吾組合長に、たたかいの経過と医療職場の労働組合の意義を聞いた。</span></div>
<div><span>岡山済生会総合病院従業員組合は、結成64年目を迎えるユニオン・ショップ制(雇用された労働者に労働組合加入を義務化する制度)の労働組合で当該病院等に勤務する医師、看護師、コ・メディカル、事務職等の医療労働者が加入している。</span></div>
<div><span>これまで、活発な組合活動は行われず、結果として不払残業やハラスメントの常態化、人事・労働条件を含む不透明な病院経営などが大きな問題となっていた。</span></div>
<div><span>この問題にメスを入れたのが、医師の安積昌吾組合長だ。自治労の支援のもと、労働組合として病院経営の正常化を強く求めた。職員の3年分の不払い残業代約19億円を取り戻したことをはじめ、労使で連携した病院経営の体質改善(法令遵守)に向け取り組みを行っている。</span></div>
<div><span>「医療労働者は専門知識には精通しているが、マネーリテラシーが低く、自分たちが不当な状況に置かれていることに気づいていないことが多い。医療専門学校や医学部では経済や労働者の権利は教えてもらえない。マネーリテラシーや法律を勉強して欲しい」と、安積組合長は言う。</span></div>
<h2><span>労働条件に無自覚な</span><span>医療業界の改善を(安積昌吾 組合長 形成外科主任医長)</span></h2>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3176943 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A2_2%E5%AE%89%E7%A9%8D%E7%B5%84%E5%90%88%E9%95%B7---%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC-320wri.jpg" alt="" width="320" height="228"></span>
<p></p>
<span></span><span>私が組合長に就任して初めてしたことは「就業規則・給与規程の開示」の要求でした。当病院は、規則・規程の未開示だけでなく、医師の時間外勤務手当支給の40時間上限、就業規則に基づかない賞与額の算出、「名ばかり管理職」となっている看護師長への残業代不払い、男女間賃金格差など現代では考え難い労働条件で運営されていました。今回、これらの是正を勝ち取りました。</span></div>
<div><span>このような明らかな労基法違反を許してきた要因は、経営的な問題点に加え、労働組合がありながらもチェック機能がなく、是正を求められなったことにあります。</span></div>
<div><span>私たちはこの問題に立ち向かうため、労使闘争まっただ中の労働組合側に立って専門的なサポートを行う社労士や上部団体を求めていました。そして、書記局の強化や専門家に相談できる環境など、労働組合として継続的に活動するために、自治労への加盟を決めました。</span></div>
<div><span>医療労働者は「患者様のために」の命題のもと、労働の対価や勤務労働条件には無関心な傾向があります。当病院は、まさにこの「医療業界の問題点」を如実に表しています。</span></div>
<div><span>自分たちの労働の対価を求めることは当然の権利であり、労働者側が力をつけなければ搾取構造から脱することはできません。この取り組みを発信することで、全国の医療労働者が自分たちの仕事の対価に意識を向け、医療業界全体の改善につながることを願います。</span></div>
<h2><span>医療職場の運動の</span><span>活性化につなげたい(岡山県本部委員長 富田章史)</span></h2>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3176944 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E5%86%99%E7%9C%9F%E2%91%A3%E5%AF%8C%E7%94%B0%E5%A7%94%E5%93%A1%E9%95%B7---%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC-320wri.jpg" alt="" width="320" height="230"></span></div>
<div><span>自治労の知識・交渉力、病院職場の課題への取り組み経験、県本部組織拡大専門員の森本美保子さんの社会保険労務士としての力や県本部のサポートが、自治労加盟につながりました。医療職場における環境整備、人材確保、政策反映の運動の活性化と、県本部・中国地連全体の盛り上げにつながると考えています。</span><span></span><span></span></div>
<div>
<p><span> 機関紙じちろう2024年3</span><span>月1日号より転載</span></p>
</div>
全職員の賃金引き上げ「給与制度の整備」に意見~公務員連絡会が人事院と政府に要求書を提出~
tag:movabletype.net,2003:post-2644015
2024-03-04T01:25:00Z
2024-03-04T01:24:52Z
公務員連絡会は2月20日、委員長クラス交渉委員が川本人事院総裁、河野国家公務員制度担当大臣にそれぞれ要求書を提出した。
<p style="text-align: center;">要求を提出する交渉団</p>
<p>公務員連絡会は2月20日、委員長クラス交渉委員が川本人事院総裁、河野国家公務員制度担当大臣にそれぞれ要求書を提出した。<br>要求書では、全職員の賃金の積極的な引き上げ、社会と公務の変化に応じた給与制度の整備のあり方について意見を述べ、非常勤職員等の雇用・労働条件の改善、定員管理の見直し等を求めている。<br>今後、回答指定日(人事院3月19日、政府3月22日)に向け交渉を重ねていくこととしている。</p>
<p><span> 機関紙じちろう2024年3月1日号より転載</span></p>
セーフティーネットと子どもの福祉~課題と悩みを共有しつながろう(くらしとこどもの福祉を考える全国集会)~
tag:movabletype.net,2003:post-2644038
2024-03-04T01:23:00Z
2024-03-04T01:27:25Z
社会福祉評議会は2月23日から二日間、くらしとこどもの福祉を考える全国集会を対面方式(4年ぶり)で開催し144人が参加。
<div style="text-align: center;"><strong><span>久留米市の報告をした、市民団体の中村路子さん(左)、翁昌史さん(中央)と久留米市労連の秋山太さん</span></strong></div>
<h2><span>自治労・社会福祉評議会は2月23~24日東京で、「くらしとこどもの福祉を考える全国集会」を開催。4年ぶりの完全対面方式で開かれ、全国から144人が参加した。</span></h2>
<div><span>生活困窮者自立支援制度と生活保護制度の今国会での法改正が予定され、改正児童福祉法がこの4月から施行されるなど、セーフティーネット、児童相談・養育にかかる制度への注目が高まっている。</span></div>
<div><span>こうした中、生活保護業務および生活困窮者自立支援事業に従事する組合員と、児童相談所、児童家庭支援センター、児童養護施設、保育所、学童保育等の組合員が、政策理解を深めるとともに現場の課題と悩みを共有し、実践経験を交流した。</span></div>
<div><span>集会1日目の全体集会では、2つの講演を受けた。講演①は、福岡県久留米市の生活困窮家庭などへの「重層的支援体制」の活動の報告。行政によるフォーマルなサービスと、市民団体等のインフォーマルな力を連携させ、重ね合わせる地域福祉を構築してきた実践過程が、市民団体と行政の双方の立場から語られた(写真)。</span></div>
<div><span>講演②では、貧困問題と児童虐待をめぐる国の政策動向を、獨協大学の和田一郎教授が厳しく批判。「現場での問題を職員個人の責任にするのではなく、マクロ政策の問題と捉えるべき」とし、責任を自分たちだけで負わない、働きやすい職場をめざすことを訴えた。</span></div>
<div><span>2日目は、「生活保護・生活困窮者自立支援」と「児童相談・社会的擁護」の2つの分科会に分かれ、厚生労働省や子ども家庭庁の担当課などからの講演とグループワークを行った。</span></div>
<div>
<div><span> 機関紙じちろう2024年3月1日号より転載</span></div>
</div>
キャッチコピー大賞決定~2024春闘「公共サービスキャンペーン」~
tag:movabletype.net,2003:post-2644025
2024-03-04T01:23:00Z
2024-03-04T01:28:14Z
24春闘「公共サービスキャンペーン」キャッチコピー募集は824点から受賞作品を決定。大賞は福島市職労の荻原友梨香さん。
<div><span>2024春闘「公共サービスキャンペーン」キャッチコピー募集は824点の応募の中から、下記作品が受賞しました。大賞作品は、キャンペーン街宣用チラシに活用します。</span></div>
<h3><span>大賞</span></h3>
<h2><span>「何でもない日常」も、誰かの仕事でできている</span></h2>
<p style="text-align: right;"><strong>萩原 友梨香(福島市職労)</strong><span></span></p>
<h3 style="text-align: left;"><strong>優秀賞</strong></h3>
<h2><span>あなたの何気ない日々を支えています</span></h2>
<p style="text-align: right;"><span><strong>石月 昭博(新潟・自治労長岡市職労)</strong><br></span></p>
<h3 style="text-align: left;"><span><strong>優秀賞</strong></span></h3>
<h2><span>明日がいつもの1日であるために。</span></h2>
<p style="text-align: right;"><strong>砂田 明穂(奈良・御所市職労)</strong></p>
<div>
<div>
<div><span> 機関紙じちろう2024年3月1日号より転載</span></div>
</div>
<ul class="pageLinks">
<li> </li>
</ul>
</div>
ともに学び交流し見つめよう書記の働き方と自治労の未来~全国書記交流集会(2/9-10)~
tag:movabletype.net,2003:post-2644052
2024-03-04T01:18:00Z
2024-03-04T01:28:58Z
2月9~10日千葉市で、全国書記会議2024年度全国交流集会を開催。働き方や組織の未来について意見交換し交流を深めた。
<div style="text-align: center;"><span>「ワールドカフェ」方式でのグループ討論</span></div>
<div><span>自治労は2月9~10日千葉市で、全国書記会議2024年度全国交流集会を開催。全国の県本部・単組等で働く書記が、書記の働き方や自治労組織の未来について意見交換し交流を深めた。</span></div>
<div><span>1日目のパネルディスカッションでは、連合本部と日教組本部で働く書記、自治労本部で国際担当を務め国際組織等の書記の働き方に詳しい書記をパネリストに、ナショナルセンターや産別本部の書記、諸外国・国際労働運動組織などの書記の働き方について報告を受けながら、雇用・勤務実態、研修とキャリア形成を考えた。</span><span>後半は、参加者は小グループに分かれての「ワールドカフェ」方式で意見交換した。</span></div>
<div><span>2日目は、自治労法律相談所の上田貴子弁護士から労働者の権利の基礎知識について講演を受け、労働時間や休暇等の権利、ハラスメント問題などを学習した。</span></div>
<h4><span>組合に雇用される職員を書記と呼ぶ。自治労全体では約2500人の書記が働き、役員とともに運動を支えている。</span></h4>
<p><span></span></p>
<figure class="mt-figure mt-figure-center"><img class="asset asset-image at-xid-3177160 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/PH%E2%91%A1---%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC-320wri.jpg" alt="" width="320" height="215">
<figcaption>60歳を超える参加者に記念品を贈呈した</figcaption>
</figure>
<p></p>
<p></p>
<div>
<div><span> 機関紙じちろう2024年3月1日号より転載</span></div>
</div>
【4月13日:18時~】作家佐原ひかりさんのオンライン講演会開催~自治労文芸コンクール関連企画~
tag:movabletype.net,2003:post-2640113
2024-02-29T03:36:00Z
2024-02-29T03:39:34Z
4月13日(土)に作家の佐原ひかりさんをお招きし、オンライン講演会を開催します。
<div><span>4月13日(土)に「自治労文芸コンクール関連企画」として、オンライン講演会を開催します。</span></div>
<div><span>非正規の図書館司書として働きながら、小説を書いている注目の若手作家・佐原ひかりさんのオンライン講演会です。</span></div>
<div><span>本に関わる仕事と小説を書くことへの佐原さんの思いを、組合員の皆さんにお届けします。</span></div>
<div><span>当日は下記URLで配信します。どなたでもご参加いただけます。</span></div>
<div>【日時】4月13日(土)18時~</div>
<div><span>【YouTube】<a href="https://youtube.com/live/Zetz8_euwm8?feature=share">https://youtube.com/live/Zetz8_euwm8?feature=share</a><br></span><span></span></div>
<div>【じちろう文芸、募集中】<a href="https://www.jichiro.gr.jp/all/2024oubo/">https://www.jichiro.gr.jp/all/2024oubo/</a></div>
<div><span><img class="asset asset-image at-xid-3171680 mt-image-center" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" src="https://www.jichiro.gr.jp/.assets/thumbnail/%E3%81%82-320wri.jpg" alt="" width="320" height="281"></span>
<p></p>
</div>
<div><span>佐原ひかりさん 1992年、兵庫県生まれ。2017年に第190回コバルト短編小説新人賞、2019年に第2回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞。作品に、『ブラザーズ・ブラジャー』『ペーパー・リリイ』(河出書房新社)、『人間みたいに生きている』(朝日新聞出版)など。京都の私立校に非正規の図書館司書として勤務。</span></div>
<div><span><参考URL><br>ほんのひきだし「【Vol.5:佐原ひかり】編集者が注目!2023年はこの作家を読んでほしい!」<br><a href="https://hon-hikidashi.jp/book-person/3104/">https://hon-hikidashi.jp/book-person/3104/</a></span></div>