飯南町は美しい緑の山々と清らかな水に恵まれ、豊かな自然に抱かれた町であるが、近年、様々な環境破壊が招いた地球規模の環境危機は、ここ飯南町にも押し寄せ、生活形態をも脅かすようになってきた。
飯南町では、先代から受け継いだ美しい環境を、次世代へ引き継ぐため行政として、次の施策に取り組んでいる。
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推 進 施 策
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具 体 的 行 動
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1
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施設並びに機器の整備 |
○施設の整備にあたっては、断熱効果・照明効果などの省エネを必ず考慮する。
○機器の購入と導入にあたっては、エネルギーの消費量の少ないものを考慮する。 |
冷暖房機器の使用管理 |
○暖房の設定温度は20℃とし、冷房の設定温度は28℃として冷暖房の設定温度を守る。
○宿日直や夜勤など少人数での使用はできるだけ控える。
○冷房・暖房効果と消費電力を考慮し、冷暖房中は換気しなくてよいように禁煙とする。
○服装は公務員として良識あるエコスタイルとし省エネに努める。 |
照明機器の使用管理 |
○会議室の使用後や退庁時には責任をもって消灯する。
○昼休みは、お客対応以外は消灯をする。 |
OA機器の使用管理 |
○OA機器の使用にあたっては、こまめな節電に心がけ切り忘れに注意する。
○30分を超えて使用しないときは、電源を切る。
○デスクトップ型の場合で休日を挟むときは元電源を切る。
○ノート型の場合、席を離れるときは蓋をする。 |
コピー機の使用管理 |
○ミスコピーを無くすように操作は慎重に。コピー使用後は設定を基本に戻す。
○使用枚数によって使用機種を選択する。
○長時間使用しない場合は電源を切るか、必要に応じて節電モードに切り替えること。 |
給湯機器の使用管理 |
○ガスの節約に心がけ消し忘れに気をつける。
○無駄なガス使用はしないようにする。 |
その他の電化製品の使用管理 |
○電化製品の使用については、点けっぱなしにしないなど日頃より省エネを習慣づける。
○テレビ、ビデオなどリモコン付きの機種では待機電力を要すため、主電源をこまめに切る。 |
電話機の使用管理 |
○伝達事項は簡潔、明瞭にして通話時間の短縮に心がける。
○転送は迅速に行い、待ち時間の短縮に心がける。
○行き先を明確にし、待ち時間の短縮に心がける。
○庁舎内の連絡については、内線の使用を少なくし、直接対話を心がける。 |
2
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公用車の整備 |
○買い換えにあたっては、必要最小限の大きさ、低燃費、最新規制適合車等検討の上、車種を決定する。 |
公用車の管理 |
○日常点検管理を実行し、経済的な走行に心がける。
○待機時にエンジンを停止する等、不要なアイドリングを自粛する。
○出張に際して時間等が合えば乗り合わせ出張を心がける。 |
3
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適切な水利用 |
○必要に応じトイレに流水音発生装置を設置する。
○洗面所へ自動流水装置を順次取り付ける。
○水道の水圧を調整するなど日常的に節水を励行する。 |
4
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ゴミの減量化 |
○本庁、支所及び町の関連施設には分別ゴミ箱を設置する。
○イベント時におけるゴミの減量化を推進する。
○紙コップ等の使い捨て容器の使用を減らす。
○新聞や雑誌等の購読は必要最小限にする。
○個々のゴミ箱は撤去する。 |
分別収集の徹底 |
○廃棄物を分別して処理する。
○新聞、雑誌、パンフレット、カタログ、使用済の紙等は専用の入れ物を用意しリサイクルへ回す。
○アルミ缶、スチール缶、瓶、ガラス、電池、鉄、蛍光灯、牛乳パック、ペットボトル、紙パック等の分別ゴミ箱を役場敷地内へ設置する。
○小中学校PTA等の廃品回収に協力して提供する。 |
5
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コピー用紙等の有効利用 |
○ミスコピー用紙ができた場合裏面利用を徹底する。
○ミスコピー用紙は利用しやすいようにトレーにまとめて入れる。
○職員間の資料やFAXの送受信の用紙はミスコピーを利用する(使用済と表示する)。
○コピーや印刷枚数は必要最小限にし、両面コピーに心がける。 |
連絡用・会議用資料等の節約 |
○会議用資料や報告書の部数は必要最小限にする。
○資料は極力共有ファイルを使用し回覧等はパソコン共有ファイルを使用する。
○会議等での資料用封筒の配布は極力抑制する。
○使用済封筒を再使用する。 |
6
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購入する物品 |
○エコマークやグリーンマーク等の環境ラベリング対象商品を購入する。
○詰め替え可能な文具等優先的に購入し、長期使用する。
○用紙類は、古紙配合のものを使用する。
○紙製事務用品は可能な限り古紙配合のものを使用する。
○事務用品の再生製品や再生可能な製品を優先的に購入する。
○使い捨て製品の使用や購入の抑制を図る。
○使い捨て容器による飲料や弁当の購入を自粛する。
○衛生用紙は古紙配合のものを使用する。
○用紙類は、古紙配合率70%以上、白色度80%以上程度のものを使用する。
○事務用品は、古紙配合率50%以上のものを使用する。 |
7
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公用車の整備 |
○買い換えにあたっては、必要最小限の大きさ、低燃費、最新規制適合車等検討の上、車種を決定する。
○積極的に軽車両、ハイブリッド車の購入を促進する。 |
公用車の日常管理 |
○日常点検管理を実行し、経済的な走行に心がける。
○待機時にエンジンを停止する等、不要なアイドリングを自粛する。
○出張に際して時間等が合えば乗り合わせ出張を心がける。
○点検管理簿を作成し適正管理を図る。
○出張者は、行事予定表により他職員の出張状況を把握する。 |
現在、計画の最終年度を迎えているが、2003年度までの環境負荷データの集計は、別紙のとおりであり、水道使用量を除いては、ほぼ計画通りに進んでいると言える。2004年度においても、市町村合併に関連する事務量の増加に伴い、削減効果が出にくい環境ではあるが、職員一人ひとりが自覚し計画達成のため、努力を重ねていきたい。