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1. はじめに
(1) 前計画策定の経緯
2000年に「すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会」をめざし、「健康日本21(第3次国民健康づくり対策)」と「健やか親子21」が策定されました。これを受け、玖珠町では全国の市町村に先駆けて2001年度に「健康日本21」地方計画である「童話の里“くす”健康21~私らしく健やかに~」(以下「前計画」という)を策定しました。これは、国の提唱した「健康日本21」及び「健やか親子21」を網羅するものでした。計画期間は10年間とし、中間年度に見直し、最終年度に評価を行うこととしました。
(2) 前計画の見直し
前計画策定後、町民と行政、地域や関連機関が一体となって健康づくりを推進してきました。母子保健分野については「童話の里っ子 育成支援行動計画(前期計画)」(2004年度策定)にて見直しを実施しました。
2005年度には、成人・高齢者保健分野の中間見直しを行い、事業を整理・評価し、さらに計画の推進を図ってきました。
(3) 食育を取り巻く変化
この間、価値観や社会情勢の急速な変化に起因する食を巡る様々な問題から、「食育」という概念が見直され、食育を社会全体で取り組むことが求められるようになりました。国では2005年7月に「食育基本法」を施行するとともに、「食育推進基本計画」(2006年~2010年度)が策定されました。
玖珠町内でも、幅広い分野の活動主体により、食育活動が展開されてきましたが、それらが密接に連携し、総合的に取り組む体制を構築するため、市町村食育推進計画の策定が求められてきました。
(4) 本計画策定にあたって
昨年度、前計画の最終年度を迎えるにあたり、計画の最終評価と今後10年間の新たな計画「童話の里“くす”健康21(Ⅱ)(健康増進計画・食育推進計画)~ともに健やかな人生を~」(以下「本計画」という)を策定することとなりました。これまで未策定であった食育推進計画も盛り込んだ内容としました。
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