【自主レポート】

第36回宮城自治研集会
第8分科会 地域の子育て力が豊かな地域社会をつくる ~未来へつなぐ、子育て~

 行政と、子どもに関する様々な関連機関が合同で「なかつ・ふれあい子どもランド」を毎年6月に、就学前の子どもとその家族のふれあう場、子育てに役立つ情報を提供し、子どもたちの健やかな成長を支援することを目的として開催しています。市制80年を記念しての開催から、現在まで継続している取り組みについて報告を行っています。



なかつ・ふれあい子どもランドへの参加について


大分県本部/中津市職員労働組合

1. はじめに

 中津市では子育て支援課が主催するイベント"なかつ・ふれあい子どもランド"を毎年6月に開催しています。今年度は6月14日(日)に開催されました。このイベントは就学前の子どもとその家族を対象に、家族でふれあう遊びの場、子育てに役立つ情報を提供することで、子どもたちの健やかな成長を支援することを目的に開催しており、今年で7回目を迎えます。当日はアリーナ内の壁いっぱいに市内の保育園児、幼稚園児の絵画が展示され、毎年4~5千人の親子連れが楽しい一日を過ごして帰ります。私たち公立保育所で働く職員も、担当課が主催する行事として、企画、運営など積極的に協力しています。

2. 取り組み内容について

 なかつふれあい子どもランドでは、子どもに関する様々な関連機関(市内保育園・認定こども園・児童館・子育て支援センター・子育てサークル・消防署・食生活改善推進協議会・地域医療対策課…)が、それぞれが計画したコーナーを設けて参加しています。公立保育所が担うのは会場設営やメインステージの飾りつけ、メインステージでのダンス、ダンス指導、保育所ごとに企画した子どもたちが親子で作って遊べるコーナーの運営、会場整理、スタッフへのお弁当の配布、終了後の片づけなどです。
 担当課が主催のイベントということで正規職員はもちろん、公立保育所で働く嘱託職員も参加してくれています。

※ 前日の準備と当日の様子

 市内の保育施設に通う4・5歳児の絵を展示しているところです。
 
 あと少しで、オープンです。最後の準備に余念がありません。
 
 


 公立保育所の保育士によるメインステージでの体操とダンスです
 
 会場は一日、たくさんの親子連れでにぎわいました。
 
 


 公立保育所のブースです。テーマは"ワクワク・ドキドキ 作ってあそぼう"です。今年は紙コップのアンパンマンおもちゃ、アートバルーンのアンパンマンやジバニャン、ペットボトルのボーリング、紙コップでカラフルおばけなどの6コーナーを設けました。
 
 

3. おわりに

 "なかつふれあい子どもランド"のそもそもの始まりは、市制80周年を記念し、大分合同新聞地域 de 子育てキャンペーン「こどもっと」を展開中の大分合同新聞社のタイアップのもと開催した"こどもっと in 中津"です。当時、職員・保育士からは新年度から間もなく行事も多く忙しいこの時期のイベントに対する反感はかなり強かったと思います。それでも、終わった後の充実感と手ごたえがそれなりにあったからでしょうか、次年度に市単独事業として、同様のイベント=なかつふれあい子どもランドを開催したいとの依頼があった時に、それほどの反発はなかったように思います…。
 それ以降、公立保育所をアピールする絶好のチャンスと捉え、毎年、みんなで協力しながら頑張って取り組んできました。
 これまで開催した子どもランドでは、総合司会をする機会を頂いたり、お手製のアンパンマンの被り物を被って歌のショーをしたり、人形劇をしたりと、公立保育所のパワーを示すことができたのではないかと思います。
 新年度を迎え、忙しいこの時期に事前準備をし、さらに土日返上でイベントに参加するのは体力的にも、日程的にもとても大変ですが、私たち公立保育所の職員が、率先して地域の子育て支援を支えていくことが、公立保育所が存続する意義となり、地域の保育の質の向上に繋がると信じ、これからも頑張っていきたいと思います。
 資料