【代表レポート】

市民活動と連携した“子ども起点”の自治研運動
=その実践と成果について=

福井県本部/丹南市民自治研究センター

1. 丹南自治研センター 子ども政策研究部会ってなに?

 総面積185k㎡、人口72,500人。北陸路の玄関口に位置する典型的地方都市『武生市』。
 丹南市民自治研究センター子ども政策研究部会は、このまちの自治労組合員を主要な構成メンバーとして2001年7月に結成された。
 児童養護施設の主任保育士、母子保健を担当する保健婦、障害者療護施設の指導員など、文字通り“現場”に根を張ってきた福祉実践者たち。また障害者プランやエンゼルプラン、地域保健計画の策定責任者、外国人問題の担当者など、“理想と現実”のハザマで苦悩してきた行政実務者たち。そして障害児を育てつつ、愛する我が子の自立に向けた運動を牽引してきた元気一杯の“当事者”保護者たち。
 10人のメンバーは、様々な経験や動機を持ちながら……、しかし、1つの共通目標(=たとえ“障害”があろうとなかろうと、あるいは“国籍”や“性別”、“家庭環境”や“育ちの背景”がどうであろうと、子どもたちみんなが『笑顔』で暮らせる自治体を創ろう!! という目標=)に向かって研究と実践を重ねている。

2. 子どもたちの実像に迫りたい!!

 「子どもたちの悩み・不安・戸惑い」……子どもたちから『笑顔』を奪っているものとはいったい何なのか? ― ≪子ども起点≫という発想をあらゆる活動の原点に置きたいと考えている私たち子ども政策研究部会は、本年3月“子どもたちの今”を知るためアンケート調査活動を行った。
 ところで、このアンケート調査活動で特筆すべきことが1つある。それは、この活動が、多くの市民団体との協働で実施されたということ。
 市民自治の時代といわれる今日、NPOなどの市民活動は“公共サービス”といわれるものの概念を大きく変えようとしている。自治体だけが地域行政サービスを担う時代はもはや過去のものになりつつあるのだ。そこで私たちは地域のあらゆる市民活動団体に協働を呼びかけた。
 多くの市民活動団体にとって“子どもたちの実情に関する情報不足”は深刻だった。「では団体独自で調査を…」といっても、それに要する作業の煩雑さゆえ、みな二の足を踏んでいた。このような状況の中で、まさに私たちの提案は“渡りに船”の様相を呈したようだ。
 結果、アンケートを協働実施する団体は《武生子ども劇場》《武生市子ども会育成連絡協議会》《武生市肢体不自由児協会》《武生に暮らす全ての子どもたちの社会的自立を実現する会》《まちづくり夢会議:教育部会》《武生市職員組合:自治研運動推進委員会》《武生市国際交流協会》(←武生市には2千名を越える日系ブラジル人が定住しており、多くの子弟が保育園や学校に通園・通学している。斯様な事情から同協会も多文化共生教育に関心が深い)の8団体となった。さらに《武生市PTA連合会》も協力団体として企画に加わった。いずれの組織も地元において子育て支援や子どもたちの健全育成に地道に関わってきた市民活動団体である。

3. アンケート調査実施への道程

 12月5日、9団体による初の打ち合わせ会を開催。この席ではアンケートについて、①市内の全小学6年生(約776名)を対象とすること。②実施時期は年度内。③設問項目はトータルで20問程度に絞ること。(←通常小学6年生に課す学力考査の設問が20問程度であるため)④各団体が自らの活動を振り返るための材料となりうる設問を用意し、次回に持ち寄ること。の4点を確認した。
 1月16日、2回目の打ち合わせ会を開催。各団体から持ち寄られたアンケート希望項目を精査。各団体の代表による討議の末、40問を超える設問案を22問に収斂。原案(たたき台)を作成した。
 2月15日、最終の打ち合わせ会を実施。設問の表現を再度検討するなどして21設問のアンケート最終案を決定。また3月21日にアンケート調査結果を一般市民に公開するための「市民セミナー」開催を確認。さらに同セミナーは丹南市民自治研究センターが主催し、他の協働団体はパネリスト等を務めることを併せて確認した。(なおアンケート調査結果は資料①のとおり)
 3月6日、市校長会で該当児童に対するアンケート配布を依頼。
 3月13日、各小学校よりアンケートを回収(回収数739枚、回収率95.2%)。

4. 150名参加の市民セミナーで調査結果を公開!!

 3月21日、アンケート調査結果の発表の場「子どもたちの今と未来を語る市民セミナー」は、自治労福井県本部・子育ちショップビタミン愛(=隣市・鯖江市職の自治研活動から生まれた市民活動団体)との3者共催により、3部構成で実施された。
 まず第1部はアンケート調査結果の公開とフリートークによる分析・論評。子ども政策研究部会と武生子ども劇場の代表、さらにここに高校生2名が登壇。高校生の彼女たちは子ども当事者としての立場から、弟や妹にあたる小学6年生の思いに迫った。
 なおアンケート結果で特に目を引いたのは「生まれ変わるなら男か女か?」という設問に対する答え。“男が女になりたい”のは4%なのに、“女が男になりたい”は20%を超えていた。「小学生でも性差別=ジェンダー問題があるのか?」「最近の女の子は男の子より元気があるので意外!」などなど、興味深い結果を前にして、様々な意見が飛び出した。
 第2部は、福井大学の先生による基調講演。この先生はチャイルドラインなどにも参画している方で、臨床心理学者。先生からは「ちかごろのおとなたち・こどもたち」と題した提起の中で“子ども社会に関するおとなの勘違い・思い違い”について語ってもらった。この講演は、来場していた市民活動家や教育・福祉行政の関係者が自らの活動を省み、振り返るための契機となったようだ。
 第3部では、市民活動を展開中の運動家たちにより「大人は何をするべきなのか?」を模索するパネルディスカッションを実施。武生市子ども会育成連絡協議会の会長や鯖江子ども劇場の代表がパネラーとして発言。“子ども主体”の具体実践ノウハウを共有化することができた。

5. 一連のアンケート調査活動で得たもの

 概ね4ヵ月に及ぶアンケート調査活動で得たものは計り知れない。もとよりアンケートという手法は万能ではないが、それでも客観的な数字によって子どもたちの今を鳥瞰することができたことは大きい。
 また一連の取り組みの中で、同じモチベーションを抱いている地域の市民活動仲間と連携することができたことも貴重な経験となった。子ども劇場と市子ども会育成連絡協議会などは互いに歴史と伝統に裏付けられた団体だが、意外にも今日まであまり接点がなかったようで、このアンケート調査活動により、はじめて face-to-face の関係を作ることができた。私たち子ども政策研究部会が、この運動のうねりの中で作り上げてきた“生きたネットワーク”は、きっとこの先、地域の貴重な財産となることだろう。
 そして最後に、この活動で得た最大のもの、それは“市民活動家としての私たちに生じてきた自信”に他ならない。
 私たち研究部会々員の多くは自治体で働く労働者。今日まで職制の中では、予算や先例の縛りを受け、やりたいこともできずに悶々とした日々を送ってきた。一方、なにかと市民からは「役所の者は…」と苛まれてもきた。けれど今回の活動で、私たちは自治体職員である前に一市民であり、市民間同士の連携と協力が実質化すれば、自治体の本来業務をはるかに超えるようなおもしろい活動が展開できるのだ、ということを確信することができた。
 (もし行政組織の中で、しかも一末端職員からの発案で、福祉分野も教育分野も網羅した今回のような大掛かりなアンケートを実施しようとすれば、相当な=余分でつまらない=ハードルが幾つもあったことだろう。)
 自治体職員が、市民といっしょにアクションを起こし、ともに充実感に浸ることで“自信”や“働きがい”を取り戻していく…自治労組合員による自治研活動のダイナミズムとは、こういう実感に由来するのではないだろうか?

資料①

たけふっ子アンケート調査結果報告

 武生の子どもたちのために地域活動を展開している市民活動団体と協働して、総合的な子育て政策立案の資料とするため武生市内の小学6年生対象にアンケート調査を実施しました。回収率は95.2%【小学6年生生徒数776人中739人(男374人・女365人)でした。】


番号
質問項目
回 答(あてはまる番号に○を付けてください)
あなたは人から親切をうけたときに、どう思いましたか。 1. うれしかった 89.1%  2. いやだった0.8%  3. わからない 10.1%
あなたはよく町内で遊びますか。 1. はい 55.3%  2. いいえ 44.7%
あなたはよく町内のおじさん、おばさんと話したことがありますか。 1. はい 41.4%  2. いいえ 58.6%
家族で、一緒に過ごす時間はもっとあったほうがいいですか? 1. もっとあったほうが良い 26.3%  2. 今のままでいい 70.1%  3. もっと少なくていい 3.0%
あなたは悩みがあったときに一番よく相談する人は誰ですか。 1. 学校の先生 2.1%  2. 友達 48.5%  3. お父さん 1.8%  4. お母さん 20.8%  5. 祖父母 2.5%  6. 兄弟 3.4%  7. いない 19.5%  8. その他 1.5%
あなたは悪いとは思わないのに、家の人にたたかれたことはありますか。 1. ある 36.0%  2.ない 64.0%
家に帰るとほっとすることが多いですか。 1. する 59.8%  2. しない 13.6%  3. どちらでもない 26.6%
学校以外で、劇やコンサートを家族で見に行ったことがありますか? 1. はい 61.6%  2. いいえ 38.4%
もし、劇やコンサートを家族に誘われたら見にいきますか? 1. はい 71.4%  2. いいえ 28.6%
10
将来なりたいものはありますか。 1. ある 69.5%  2. ない 30.5%
11
給食はすきですか。 1. すき 67.9%  2. きらい 5.0%  3. どちらでもない 27.1%
12
いつもの学校の休み時間に何をしますか。 1. 体を動かして遊ぶ 52.4%  2. 友達と話をしたりして座って遊ぶ 42.0%  3. 先生と遊ぶ 0.8%  4. 読書 3.5%  5. 何もしない 1.2%
13
放課後何をして過ごしていますか。3つ選んでください。 1. 自分の家で勉強する 17.3%  2. 自分の家でゲームやパソコンをする 18.0%  3. スポーツ少年団や中学校の部活動に参加する 7.0%  4. 習い事 12.6%  5. 学習塾に行く 6.9%  6. 自分の家の手伝いをする 3.2%  7. ショッピングセンターへ行く 2.6%  8. 友達の家で勉強する 1.3%  9. 友達の家でゲームやパソコンをする 9.5%  10. 家の人と出かける 2.6%  11. 何もせず体を休める 12.4%  12. その他 6.5%
14
今年の4月から、土曜日がすべて休みになります。そのことについてあなたはどう思いますか。 1. うれしい 80.3%  2. 今まで通り土曜日は月2回の休みの方がよい 9.9%  3. 毎週土曜日は休みでない方がよい 1.4%  4. わからない 8.4%
15
あなたは、休みになった土曜日の午前中をどのようにすごすつもりですか。3つ選んでください。 1. 自分の家で勉強する 17.0%  2. 自分の家でゲームやパソコンをする 19.0%  3. スポーツ少年団や中学校の部活動に参加する 5.6%  4. 習い事 3.0%  5. 学習塾に行く 0.7%  6. 自分の家の手伝いをする 7.0%  7. ショッピングセンターへ行く 7.3%  8. 友達の家で勉強する 1.9%  9. 友達の家でゲームやパソコンをする 8.3%  10. 家の人と出かける 11.6%  11. 何もせず体を休める 12.6%  12. その他 6.0%
16
あなたは車イスに乗らないと動けない子や、いつも人の手助けをしてもらわないと食事ができない子どもたちがいる事を知っていますか? 1. 知っている 94.4%  2. 知らない 5.6%
17
あなたは(16)のような子と一緒に遊んだことがありますか? 1. ある 11.5%  2. ない 36.8%  3. まわりにいない 51.6%
18
あなたは(16)のような子がいれば一緒に遊ぶことができますか? 1. できる 42.4%  2. できない 9.3%  3. わからない 48.4%
19
あなたは外国からきている子で、言葉が通じなかったり、ルールがわからなかったりする子ども達を知っていますか。 1. 知っている 71.4%  2. 知らない 28.6%
20
あなたは外国から来た子ども達と友達になりたいですか。 1. なりたい 63.2%  2. なりたくない 4.6%  3. どちらでもない 32.2%
21
もし、生まれ変わるとしたら男と女どちらがいいですか。 1. 男 49.1%  2. 女 23.2%  3. どちらでもよい 27.7%

※武生市子ども会育成連絡協議会・武生子ども劇場・武生市国際交流協会・武生に暮らす全ての子どもたちの社会的自立を実現する会・武生市肢体不自由児協会・まちづくり夢会議教育部会・武生市職員組合自治研運動推進委員会・丹南市民自治研究センター子ども政策研究部会

武生市内小学6年生男子 将来なりたいもの

武生市内小学6年生女子 将来なりたいもの

職 業 名
人 数
職 業 名
人 数
プロ野球選手
50
20.9
保 育 士
33
12.6
サッカー選手
27
11.2
美 容 師
23
8.8
お笑い芸人
10
4.1
動物と関わる仕事
16
6.1
ゲーム会社の人
10
4.1
マンガ家
14
5.3
大  工
10
4.1
先  生
13
5.0
学校の先生
9
3.8
デザイナー
11
4.2
料 理 人
9
3.8
アニメの声優
10
3.8
アメリカでバスケット選手
6
2.5
ファッション関係
10
3.8
科 学 者
5
2.1
お菓子やさん(ケーキ)
9
3.4
卓球選手
5
2.1
獣  医
9
3.4
新幹線の運転手
4
1.7
看 護 婦
8
3.0
テニス選手
4
1.7
ミュージシャン・歌手
7
2.6
医  者
3
1.25
医  者
6
2.3
警  察
3
1.25
英語に関する仕事
6
2.3
社  長
3
1.25
花  屋
6
2.3
獣  医
3
1.25
カメラマン
5
1.9
スポーツ選手
3
1.25
スチュワーデス
5
1.9
漫 画 家
3
1.25
ピアノ・エレクトーンの先生
5
1.9
そ の 他
73
30.4
アナウンサー
4
1.5
 
 
 
そ の 他
60
23.7

資料②

「子ども実態アンケート調査」経過報告

01.4.14
 武生市・鯖江市・今立町・今庄町など丹南地域(2市11町村)の政策シンクタンクとして、丹南市民自治研究センターが創設される。(事務局は武生市職員組合内)
7.6
 “子どもの権利”障害児政策“虐待問題”教育・保育に関する自治体政策の立案をめざして、丹南市民自治研究センター内に「子ども政策研究部会」が発足。
8.3
 子ども政策研究部会が川崎市自治研センターを視察。
 殊に子どもの権利条例策定について、当事者=子ども自身の参加が徹底されていることに感銘。
11.16
 子ども政策研究部会で、“子ども政策の立案にあたっては当事者=子ども自身の視点や意見を大切にしなければいけない”との観点から(アンケートという手法による)子どもたちに対する全体調査の実施を決定。
 同日、研究会員が役員を兼ねている団体(武生市職・子どもたちの社会的自立を実現する会)へ協力要請
11.20
 市PTA連合会・肢体不自由児協会・国際交流協会・まちづくり夢会議(教育部会)・子ども劇場へ協力要請
11.21
 市子ども会育成連絡協議会(略称 市子連)へ協力要請
12.5
 <子どもアンケート実態調査> 第1回 企画会議 開催
  ★上記の市民活動諸団体の代表が結集し、アンケート調査の協働実施を確認。各団体毎に設問(3項目程度)の検討を開始。
12.27
 子ども政策研究部会で設問項目を検討。
02.1.16
 <子どもアンケート実態調査> 第2回 企画会議 開催
  ★各団体から持ち寄られたアンケート調査項目を精査。本会議での討議の上、アンケート原案を策定
2.6
 市校長会へアンケート配布に関する協力要請
2.15
 <子どもアンケート実態調査> 第3回 企画会議 開催
  ★校長会での要望を勘案し、アンケート最終案を策定。また公表の場として「市民セミナー」の開催を確認。
3.6
 市校長会でアンケート配布を承認
3.7
 市内小学校(13校)全校にアンケート配布
3.13
 アンケート回収・分析作業着手
3.15
 アンケート集約データベース化(アンケート回収率95.2%)
3.21
 「市民セミナー」にてアンケート結果を公表。
 なお公表に際してもフリートークゲストとして高校生2名が参加。当事者(=子ども)参画を実践する。

資料③

「子どもたちの今と未来を考える市民セミナー」
開催経過報告

(自治労福井県本部・丹南自治研センター・ビタミン愛 3団体の動き)

01.11.8
 自治労福井県本部・丹南市民自治研究センター・子育ちショップビタミン愛の3団体役員が、「子ども政策について何らかの集会を共催できれば」という点で合意。
12.20
 自治労福井県本部・丹南市民自治研究センターが「子どもたちの今と未来を語る市民セミナー」の開催概要<素案>を作成。
12.27
 丹南市民自治研究センター子ども政策研究部会で、アンケート公表の場として「市民セミナー」開催を確認。
02.2.12
 自治労県本部専従者会議で、従来の保育集会に変わる試みとして市民参画型セミナー開催を模索することを確認。
2.15
 武生市の市民活動団体が結集するアンケート調査企画会議で、アンケート調査結果を公表するステージとして「市民セミナー」の開催を確認。
2.16
 子育ちショップビタミン愛が、子育て支援のあり方を考える場として「市民セミナー」の開催を確認。またセミナー担当部門の内容やパネラー選出を検討。
 (セミナー第3部パネルディスカッションの企画運営を担当)
2.18
 丹南自治研センター子ども政策研究部会がセミナー担当部門の内容検討(セミナー第1部フリートークの企画運営を担当)
3.8
 自治労県本部執行委員会で「市民セミナー」の取組み確認
3.9
 「子どもたちの今と未来を語る市民セミナー」実行委員会開催
  *自治労福井県本部・丹南市民自治研究センター・子育ちショップビタミン愛の各代表のほか、パネラー予定者が一同に集い、最終打ち合わせを実施。
3.10
 子ども政策研究部会が高校生ゲストと最終打ち合わせ
3.11
 自治労福井県本部、当日運営の内容及び予算確認
3.20
 自治労福井県本部、セミナー資料作成
3.21
 「子どもたちの今と未来を語る市民セミナー」開催

セミナーを共催した団体のプロフィ-ル

=子育ちショップ ビタミン 愛=
 鯖江市で巻き起こった幼保一元化・統廃合問題をきっかけに、“幼稚園や保育園のあり方を当事者である子どもや保護者、保育者の立場から再検証していこう”と2000年夏に発足。鯖江子ども劇場や鯖江市職の保育士・幼稚園教諭、子育て支援センター職員、市職役員が集い、地域ニーズに応じた子育て支援策の充実を求めた活動を展開している。