【自主レポート】

第37回土佐自治研集会
第2分科会 まちの元気を語るかよ~町ん中と山ん中の活性化~

 中山間地域の問題は、農家戸数の減少、高齢化、担い手不足、鳥獣被害などにより生産意欲の減退をまねき耕作放棄田の急増や生産規模の縮小が進行しています。近い将来どこでも抱える問題です。そんな中、2016年から2年間、実際に現場に足を運び、体験した嬉野市の農家や関係機関と"山ん中の活性化"に取り組んだものの成果なく「失敗から何を学んだか」を総括し、2018年度から新たな一歩を歩み始めた今の取り組みを紹介します。



“山ん中の活性化”そんなに甘くないぜよ!!
―― 『一歩進んで、二歩下がる』失敗事例から学ぼう ――

佐賀県本部/杵藤支部・藤津農業改良普及センター分会 上瀧 孝幸

1. はじめに

(1) 失敗事例の紹介
① 農家リーダーからの相談を受けて動き出す
 2016年4月中旬に、春野集落のリーダー(生産組合長)が、JAに相談に来られた。
 自分たちの集落内の水田が荒れる心配が出てきたために、どうすべきかの相談があり、普及センターへJAからどうしようかとの連絡が入った事が事の発端であった。私は、平坦部での営農組合の法人化を幾つも立ち上げた経験があったので、同じ様な手法で取り組む事とした。
② 先ずは、勉強会からスタート
 春野集落の現状を把握するために、5月10日の19時より地元公民館に出向き、話を聞いた。水田を守るためには、個人では守れなくなってきた。どのような仕組みが必要か?等の話をスタートさせた。集まった農家は12人であった。
③ 集落代表者による勉強会を継続する支援要請
 佐賀県内の田植えは6月中旬で、後片付けが終わる7月12日の夜に2回目の勉強会が持たれた。
 集落のリーダーからは、組織化や法人化の事例紹介の中で、使われる専門用語が良く解らないので、噛み砕いて説明してくれとの要請に答えて、勉強会を進めていった。
 春野集落の水田を維持していくために「組織化するのか?」「法人化するのか?」話す中で、参加農家の中から同じ努力や苦労をするのであれば、法人化を前提に話を進めていくべきだ。本当に理解すべき農業者への参加を呼びかけ研修会を開催すべき。など、水田を守る仕組みづくりの「必要性」と「危機感」を持った勉強会であった。
④ 集落全体の話し合いが持たれた
 稲の収穫が終わった11月15日の夜に、集落内の農業者34人が集まる全体会議が始まった。
 全体会議で何を議論するか? 会議の持ち方についても11月9日と14日に、関係機関で事前打ち合わせを行い、万全の態勢で臨んだ。はずが?
 集落リーダー(生産組合長)のあいさつが終わるや否や、参加農家から矢継ぎ早に「組織化」「法人化」に対する不安や不満の質問や意見が数多く出された。
 参加された農家皆さんの気持ちは良く解りますが、こちらが準備した資料と映像を見て頂いた後に、整理してお答えしたいと思います。と嫌な雰囲気をいったん払拭して、説明を行った。
 強い勢いと大きな声で、冒頭から反対意見を述べていた農家から、「法人化しても担い手不足は何も変わらない?」との意見を再度出されて、会議が紛糾する中、集落リーダーが「私たちの地区の水田を荒廃させないためにも、法人化の方向で進めさせて行きたいが、賛同いただけませんか」との提案に、最後は、何となく了解された(今になって思えば、反対意見が出ない事で、皆さんが了解された。と思いたかったのだろう。)。
⑤ 集落リーダーから「今後は、上手な仕掛けをして前進させたい」と‥‥
 約1か月後の12月22日に、集落リーダーがJAに相談に来るので、関係機関(普及センター、市、JA)が集まる事となった。全体会議の反省から、全員の会議よりは、準備委員会を発足させて、具体的な内容を検討し、結果を全員に伝える事とスケジュールを立てる事が必要との認識で一致した。
 普及センターとしては、経営主だけの意見では不十分なので、年末に帰省される家族(息子さんや娘さん)の考えも聞くべきとの提案で、急遽、「自分の家の水田をどう考えているのか?」を聞く意向調査を行う事となった。
 原案を普及センターで考え、リーダーと打合せを行い、12月26日には配布してもらう。
 集落内で1月7日までに回収し、市役所に1月10日までに持ち込み集計する。などの計画となった。
⑥ 本当は認定農家の会議をしてからの、全体説明会だったが?
 正月の帰省に合わせて農家(経営主・息子・娘等)へのアンケート調査の結果を伝える会議を1月25日の夜に地区公民館で行った。稲作農家30人の出席(10a未満の小農家15人は欠席された?呼んでいなかった?)
 アンケート調査の回答は、経営主51人、若手世代35人(跡取りがいない農家が16人存在)。若手世代と同居している農家が22戸。跡取りが県外で別居している農家が9戸。
 耕作意欲の項目では、今後5年間は自分の水田は、どうにか守れる? しかし、10年後は6割の農家が離農する(「6割の農家の水田が荒れる」だろう?との調査結果となった。)。
 現実的な問題を数値で見える化したことにより、「今のままでは、10年後の集落内の水田は守れない」との危機意識が参加者に芽生えた。
 その結果、質問の内容も「知らないことを教えてください」的なモノに少しは変わっていった。が、反対意見も出された。
 最後に自分たちの集落の水田を守る仕組みとしては、「法人化」の方向で本格的な検討に行って良いか?との提案に、挙手によって多数決で賛否が取られた。17人の農家が手を挙げたことで、過半数の賛成により「法人化準備委員会」を立ち上げて、進める事を提案された。
 反対する意見は出なかった。何人かの農家の「ハイ」との声で承認された。
(その時の状況を所感としてのメモは、
 質問の時間に、大きな声で否定的な発言をする数人の農家は、法人化賛否の挙手にも手を上げない反対派であった。また、リーダーとの打合せを事前に十分行わなかった事で、会議の持っていき方が、要らぬ方向に向くこともあり、会議の進行を集落リーダーに任せて良いものか?悩んだフレーズを書き記している。)
⑦ 第1回目の法人化準備委員会には、別の法人準備会とダブっていたために欠席
 3月6日に初めての準備委員会がもたれた。
 前回の全体会議で出された質問について、準備委員8人と関係機関で、意見がまとめられた。
 次回の開催日の日程調整を行って閉会となった(普及センターからは、別の職員が出席)。
⑧ 軌道に乗った「法人化準備委員会」
 第2回法人化準備委員会が3月13日の夜に開催された。
 農業法人の名称(案)や設立予定日などについて、議論がなされた。
 目的を持った農業者の代表による会合であったため、建設的な質問が出された。
 次回の会合の日程を決めて閉会された。
⑨ 「準備委員会」は、リーダーの理解を深める場‥‥だけで良いのか?
 ア 第3回法人化準備委員会が3月22日の夜に開催された。
   復命書での私の所感を抜粋すると
   「様々な質問が出されたが、出席者7人全員が発言し、質問する状況は前進と思われる。各論の各論(あり得ない状況をイメージして質問する人)を責める人もいれば、総論として大きく捉えて大局を見る人もおり、コミュニケーションを深める中で、理解が深められているようだ。」
 イ 第4回法人化準備委員会が4月12日の夜に開催された。
   復命書での私の所感を抜粋すると
   「司会進行を行う準備委員会長(生産組合長)の会議での進め方が不明確で、何をテーマに議論しているのか? 準備委員会メンバーの法人化イメージが統一されていないように思える。そこを早く修正させる必要があります。」
 ウ 第5回法人化準備委員会が4月25日の夜に開催された。
   他の会合と重なったため所長に出席依頼。4月から赴任された所長の所感を抜粋すると
   「準備委員会長(生産組合長)は農家自らリーダーシップをとってあり、普及はどうサポートするかがカギ 全体の雰囲気は、前向きであった。ただ、役員の理解度が低いところがあるので、役員の勉強会が必要。7人の役員全員が、地区の地権者の質問に答えられるようにすることが重要」
⑩ 法人化全体研修会を開催する
 5月16日の夜に開催された。2016年の12月22日の集落全体説明会で、法人化準備委員会の立ち上げが承認され、5回の検討内容を集落全員に伝えるための会合で、農家の法人化への疑問や課題を出してもらう目的。
 農家35人、関係機関11人(市・JA・県現地機関だけでなく県庁本課や農業公社、JA中央会なども出席)
 復命書での私の所感を抜粋すると
 「参加農家35人、うち7人は法人化準備委員。残り28人が法人化準備会の議論を初めて聞く農家であった。8つ程度の質問の大半は、法人化には参加しない農家や、どうでも良い?様な農家が質問しているのでは?」
 会議後に準備委員との雑談で得た情報として感じた。
⑪ 農繁期が終わって、久々の第7回法人化準備委員会(6ヶ月の空白期間は?)
 半年ぶりとなる、11月16日の夜に開催された。その間、準備委員会会長がJAに相談に来て、JAから普及センターに相談が上がることが数回あった(復命書等の記録が残ってないために不明確)。
 法人に参加するのか・しないのか?を問う「法人参加意向調査」が事前(9月頃)に行われた。ようだ?
 50人中、参加する24%、今は参加しないが数年後に参加する○○%、参加しない○○%との意向がわかった。
 全農家への「法人参加意向調査」を踏まえて、今後の進め方について議論がなされた。
 復命書での私の所感を抜粋すると
 「法人加入希望者が24%で平均年齢71歳・水田面積15%と集落内水田の一部になったこと。水稲以外の作付けは無理。当初集落リーダーと法人化のメリットは、農地中間管理事業に乗せることで、利用集積協力金がもらえることで共同機械の整備も可能としていたが、この事業を取り組む事にはこだわらない(やらない)との話になった事で、メリットなくデメリットのみが強調される状況となってきた。
※ 法人化の流れを今一度、見つめ直す必要があり、関係者で日程調整をする(11/21、11/22、11/27の何れか)。
⑫ 参加希望者だけで「法人化準備委員会」を再編し、再スタートのはずが?
 11月27日に会長との事前検討会が計画されたが、仕事の重複で、上瀧参加できず。
 第8回法人化準備委員会が12月6日の夜に開催された。
 法人化の参加を見送った2人の準備委員を除いた5人で会議が持たれた。
 紆余曲折しながらの準備委員会だったが、残った5人の委員さんの忌憚のない意見を出して貰う事とした。
 今まで、会長に気兼ねしたり、年長者に気兼ねして、発言を控えていた農家の口が開いた。
 参考資料としての復命書を参照してください(2017年12月6日 復命書)。
 たまっていた思いが、爆発したような会議であったが、最後に私から「なぜ、この様な組織を立ち上げたのか? 当初の目的は何だったのか?」を今一度確認するために、ホワイトボードに整理して説明した。
 先ずは、参加希望者の12人だけを集めた「12人会」を来週開催し、集落全体会を開き、みんなに経過報告を行い、行き詰まりの状態を説明して、みんなに現状を認識してもらい、「今後どうするか?」を議論してもらう事となった。次からの会合には真剣に参加してもらえるだろうとの意見も出た。
⑬ その後の相談は無く。普及センター主催のシンポジウムでは、事例発表を
 「12人会」の開催は?
 集落全体会での報告は?
 普及センターには、その後、相談や報告がなく、時間は経過して行った。
 一方、普及センター管内全域を対象として「水田の人と農地を考える法人化シンポジウムin藤津」を2018年1月23日開催の準備に全力投球する中、現場からの報告として「耕作放棄地が出る前に、集落の話し合いを始めよう」を春野集落から発表してもらう準備を別の担当者(副センター長)にお願いしていた。

 発表された、資料は別添のとおりです。
 事例発表となる良いところだけの報告となり、この様な資料となっています。
 (本当は、今回のレポートの様に失敗事例をもとに、どう議論すべきかが重要ではないでしょうか

2. 失敗事例から何を学んだ 学ぶべきか?

① ポイントは
 ・リーダーの選定を誤るな
 ・何のために議論するのか?
 ・誰のために議論するのか?
 ・議論の経過を「○○だより」「○○ニュース」で全戸に配布すべき
 ・色んな立場の人(シニア・経営主・後継者・女性など)から意見を聞く
 ・堂々巡りの議論にならないための工夫が必要
② リーダーの選定を誤るな
 復命書(2017年1月25日と3月22日)でも心配してた様に‥‥
 今回のリーダーが、JAのOBであった事。また、JA組織の生産組合長としての立場で相談が行われたことで、全てJAが窓口として進んでいった(JAからは良く相談をして頂いたが‥‥)。
 ワンマン的な面もあり、みんなの合意や総意をまとめたかが疑問である。
 その点が窺がえるフレーズがシンポジウムの発表資料に出ています。
 最後のまとめとして「会場の皆さんへ」
  『鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス』
  『不可能を可能にしてやるとの思いを胸に、前向きに、積極的に取り組み「藤津の農地を守っていこう』ではありませんか。
 代表者のこの発表については、法人化準備委員会のメンバーも「あんな発言を?」との疑問の声が聞こえた
 押し付けのワンマンは、纏められないのでは
③ 何のために議論するのか? 誰のために議論するのか?
 『自分たちの集落内の水田が荒れる心配が出てきた為に、どうすべきかの相談』でスタートしたはずなのに?
 いつの間にか、農地を守る手段の一つである「組織化・法人化」が、会議の主体となり、法人化するためだけの議論に終始した。また「集落リーダー(準備委員会長)の想いを押し付ける」場になったのではないのか?
 正月の帰省に合わせて農家(経営主・息子・娘等)へのアンケート調査や、結果を伝える1月25日夜の会議で、もっと、自分たちの集落の問題であり、皆さんがしっかり議論しましょうの方向に導けなかったか?
 後で聞いた話であるが、2018年1月20日の全体研修会で、
◎「あと4~5年? もてんバイ」との意見が出たそうです。また、
◎2年間の活動を受けて、「春野集落の『法人化は進めない』5年間は凍結する。」との結論となった。

との話を後で聞いた。
 近年の離農者と耕作放棄の実態は
     年度    離農者  耕作放棄田        備  考
    2016年    0戸    0a
    2017年    2戸    170a    どうにか隣接田の農家に張り付けた。
    2018年    1戸    30a    誰も耕作者は出なかった。(放棄田となる)
④ 堂々巡りしない工夫が「○○だより」の迅速な全戸配布か
 8回の準備委員会の活動報告は、全戸への報告がなされないまま、全体説明会が執り行われた。
 色んな人から入ってくる話としては、「どんな話が持たれているのか?」集落の人たちは興味津々であった。
 「酒飲み場」や「行事の後」「立ち話し」など、聞き耳を立てて情報収集していた農家の実態があり、その都度、タイムリーにポイントを箇条書きにした「○○だより」を発行していれば、結果も変わってきたのではないかと思われる。
 (しかし、普及センターや市役所・JAが作成しては、自分たちの問題にならないので、どう連携するかが鍵であろう
 また、農家の質問や疑問も、「○○だより」で紹介することにより、欠席者が同じ質問をして議論を空転させることはなくなるだろう。
 水前寺清子さんが歌った、365歩のマーチではないが、本当に「一歩進んで、二歩下がる」状態であった。

3. 「春野集落」は、失敗事例から何を学んだだけで良いのか?

① 2年間の活動で見えてきた実態
 2016年末~年始にかけて実施した意向調査で、経営主や跡取りの考え方が、ある程度分かった。
 また、法人化に関する考え方も分かった。
 しかし、この結果を踏まえて、どうするかについては、結論がでず、5年間の休止状態になる。
・本当にこれで良いのだろうか?
・問題の先延ばしをしただけ?ではないのか
・5年後に議論をスタートさせたとして、集落のリーダーは5歳年を取っただけで、新たに若手は出てこないだろう。(世の中は、「雇用と年金」を図るため再雇用で65歳定年が実態)
② シンポジウムの発表で述べられた事と現実の乖離を埋めるために
 2018年1月23日の「水田の人と農地を考える法人化シンポジウムin藤津」の最後に
○これからの取り組み
 今、ここで立ち止まったら、春野集落の農地は必ず荒れます。
 ・まずは、春野生産組合で作業受託組織を検討していく
 ・今までの話し合いを糧に、みんなで助け合い「農地を守る仕組みづくり」の話を継続する
と集落リーダーは述べられていたが、それは、集落リーダーの想いであって集落の総意ではなかった。
 そんな中、県単ソフト事業の素案が出され、これを活用して
○『それぞれの中山間チャレンジ事業』の市町推進事業に嬉野市がエントリーするように検討をスタート。
 チャレンジ集落の一つとして「春野集落」を推進。
 失敗から学んだ事を活かす活動へと
 2018年7月に嬉野市議会で、補正事業が承認されて、具体的にスタートする。

4. まとめ

① 全国屈指のアドバイザーを呼んで、自分たちの問題としてかかわるために始動
 山形大学教授をご勇退後に立ち上げられた「農山村地域経済研究所 楠本雅弘 所長」をファシリテーターに招聘して、年5回(7月、9月、11月、12月、2月)チャレンジ集落「春野」に入ってもらう。
② 法人化は5年間凍結するとの結論が出された集落に、どう入り込むか?
 4月から就任された区長(法人化準備委員会の元メンバー)に相談し、本当にこれで良いのですか?と相談
 いくつかの条件が出される中、集落説明会の開催までこぎ付けた。(事前の打ち合わせを3回程度行った)
・最大の条件は、「法人化」で有れば門前払いだ。法人化ではない別の手段で「チャレンジ集落」の説明を
 2018年6月29日の説明会で用いたパワーポイントには
・Q6.この事業は法人化を進めるモノか?
 A6.法人化を進めるものではありません
    中山間地域は、状況や課題が異なるそれぞれの集落があり、それぞれの集落の目標を定めてもらいそれを実践していく事をお願いします。
・Q7.この事業はどこがやるのか?
 A7.市町推進事業の実施主体は『嬉野市役所』です。
    よって、チャレンジ集落のリーダー(責任者)は、区長さんにお願いします。
    しかし、アクションを起こしてもらうプレーヤーは、『春野集落』の皆さんです。
    よろしくお願いします。
と説明をし、承諾された。
③ 7月22日(日)19時30分~22時に、第1回目の話し合いが持たれた。
 初めてのチャレンジ集落の会合が持たれ、今更、何の話だと思いながら参加される農家。
 どんな質問があるのか? 揚げ足取りの質問が出ないか?
 講師先生へ申し訳ないような状態になるのでは? などの心配を持ちながら参加した。
 しかし、楠本先生は、参加された農家への"動機付け"をしっかり行い、皆の心をつかまれた
 会合の終盤に参加者全員に「ワークショップに対する質問・感想」を記入するペーパーが配られた。
 その一部を紹介すると
Aさんの質問
「後継者がいないので、そんなに積極的になれない。このような人が夢を持つにはどうしたら良いだろうか」
「年代毎の意見集約が前の会合ではできなかったので、毎回出来ていけそうな気がする」
「年をとっても その時出来る仕事を受け持ってもらう仕組みを作っていけば、それぞれに活躍できて、いつまでも元気な老人がいて家庭内でも同じ方向の気持ちになる」良いと思えた。
Bさんの質問
「中山間維持には、30~40代の若者が、この協議の中に参加することが大切。参加させる方法、優良事例を知りたい」
「若い人や婦人を参加させる必要がある」
Cさんの感想
「地区外から参加させてもらいました」
「ためになる話を聞かせていただき、地区の営農で話し合いを持ちたいと思います」
Dさんの質問
「集落内には婦人会もJA女性部もすでに解散しています。女性を参集するためには従来の呼称でない良い呼称は無いのでしょうか?」
 
参考1 復命書

参考2 春野事例

参考3 春野チャレンジ集落_お願い説明資料

参考4 意向・質問