【自主レポート】

第37回土佐自治研集会
第5分科会 人口減少社会をどう生き抜くか!?

 軍馬の生産から続く乗用馬生産・乗馬文化と、手つかずの自然が多く残る北海道標茶町ならではの美しい自然を活かし、都市圏の乗馬ファンにターゲットを絞った移住・交流の取り組みを町内外の馬関連事業者等と連携して新たに展開しています。都市圏とは異なる環境で乗馬の楽しみを提供し、関係人口の創出を図ることで、標茶町を「乗用馬の聖地」としてブランディングし、今ある資源を活用しながら、馬を軸とした新たな移住ビジネスの創出や乗用馬生産・管理技術の継承により、地域を活性化することを目的に実施しています。



官民連携による移住・交流ビジネス創造事業
―― 馬と共に暮らせる町……標茶 ――

北海道本部/標茶町役場職員労働組合 矢島 恵介

1. 事業の実績等

 株式会社スカイファームと連携し、"馬と共に暮らせる町……標茶"移住推進事業を実施。
 助成により、"道東ホースタウン"プロジェクトプランナーと株式会社スカイファームが中心となり今回の事業に賛同した事業者により"道東ホースタウン"プロジェクトが立ち上げられ、民間事業者の知恵と経験を活用し、標茶町と連携することで、モニターツアー「"道東ホースタウン"体験ツアー2017秋」を実施した。

(1) モニターツアー実施概要
日 程:A日程9月22日~24日、B日程9月29日~10月1日
参加者:A日程14人、B日程13人 計27人
 今回参加者27人のほぼ全員の方が、今後、同様の(同じ主催による)ツアーが開催されれば参加したいと回答しており、2017年度中に個別訪問のリピーターが3組(7人)来町。
 2018年度も7割程度のリピート希望が報告されている。

【ツアー写真】

 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  

2. 事業成果

 モニターアンケート(回収率 100%)の結果、ツアープログラム、サービス等のすべての質問項目にわたって想定を上回る高い満足度評定をいただいた。
 乗馬プログラムの合間の移動中に行った「観光」については、俗化の少ない、道東ならではの景勝地に高い満足度評価をいただき、当地域の観光資源の潜在価値の高さを確認できた。
 ツアーと「馬」、のみならず「人」まで評価いただけたことは、今後に向けての大きな強みと考える。
 これらを踏まえて、『参加者の満足度』は極めて高いと判断する。
 参加者のリピート(再訪)意向や友人・知人への紹介意向がかなり高く、"道東ホースタウン"プロジェクトと標茶町が進める馬事振興や地域振興への取り組みへの「共感性」や「支援意向」も相当に高いため、様々な取り組み(事業化)を行うことで、標茶町への交流人口や移住人口の増加に繋げられる可能性も確認できた。

 
 
 
 
  

3. 今後の展開

 「馬と共に暮らせる」移住促進地域の選定と宅地開発を前進させるため、2018年度は継続したツアー実施し、新コースの開拓。魅力あるまちづくりを推進し交流人口の増、更には新たな関係人口の創出をめざす。
① 「"道東ホースタウン"体験ツアー2018」の開催。
  ⇒プロジェクトの顔となる定番イベントとしての定着
② "道東ホースタウン"プロジェクトならびに標茶町への支援者(協力者)の会員化とコミュニティーの創出
  ⇒お客様が安定的に増え続けるための「仕組み」と「仕掛け」づくり
③ 新しいトレッキングコースの開発など、乗馬(アクティビティ)環境の整備
  ⇒リピーター獲得対策、ならびに馬事事業環境の整備