原発にとどめを刺すのは 私たちの運動だ

福島原発事故から6年。福島県では、いまでも8万人近い被災者が県内外への避難生活を強いられている。原子力政策の根本的転換を迫るため、「3.20いのちを守れ!フクシマを忘れない さようなら原発全国集会」が、「『さようなら原発』 一千万署名 市民の会」の主催で開催された。代々木公園に1万1千人が集まった。自治労からも関東甲を中心に800人が参加した。

主催者を代表して落合恵子さんがあいさつ。福島原発事故による放射能から自主避難した方々の住宅支援が3月末に打ち切られることに触れ、「誰があの事故を起こしたのか。罪もない人々の住宅支援を打ち切ることは、ようやく生きて来られた人々の暮らしと命を奪うこと。住宅の無償支援の継続を求めていこう」と訴え、「事故を起こした人たちに最後まで責任をとらせよう」と呼びかけた。

 

東電らは労働者を使い捨てにするな

「フクシマ関連報告」として在住者、避難者などさまざまな立場の方から報告があった。このうち、裁判闘争を行っている鍛冶職人の被爆労働者からは、2011年4月頃に旧知の溶接会社から、福島原発の修復作業に誘われ「東北の人たち、福島の人たちのお役にたてるなら」と思い福島に向かった。しかし、原発事故現場では、ポケット線量計を無視したり、鉛ベストの数が足りないなど、健康管理のずさんさに驚いたという。2013年末から、風邪のような症状が現れ、年明け1月には「白血病」と告げられ目の前が真っ暗に。「私たち原発作業員はなんとか事故を収束させたいという一心で作業にあたった。しかし東電は、作業員の思いにこたえるような労働環境を用意するどころか、私たち労働者を使い捨てるような扱いをしてきた。私は裁判で東電らの姿勢を明らかにし、その責任を認めさせることで、今後そのようなことが繰り返されないことを求める」と強く訴えた。

 

たたかい続けたら絶対に勝てる

戦争させない・9条壊すな総がかり行動実行委員会共同代表の福山真劫さんは、政治の「潮目」が森友問題などを契機に確実に変わり始めた、と指摘。世論調査でも、安倍政権に対する支持率が10%も減ったと報道されていることを紹介し、「たたかい続ける。そうしたら絶対に勝てる。日本の未来を無茶苦茶にする安倍政権に私たちは絶対負けない!」と連帯あいさつをした。
最後に集会の呼びかけ人である鎌田慧さんは、原発は既に時代遅れで、最後の一押しをするのが「私たちの運動」として「原発反対運動を高め、あるいは沖縄の基地建設反対運動を、共謀罪反対運動を高めて、それらの運動を全部つないで、安倍政権を打倒する。そのすべての運動にむけて頑張っていこう」と呼びかけた。
集会後は、2コースに分かれてデモ行進。自治労は原宿駅から外苑前までの約2・5キロを歩き、沿道の人たちに原発反対や自然エネルギーへの転換などを訴えた。引き続き自治労は、脱原発の推進に取り組んでいく。