若年層の組織化は各国共通の課題-マレーシア・フィリピンほか6か国の組合ユースが自治労を訪問-

5月17日、国際労働財団(JILAF)の招聘でマレーシア・フィリピン・スリランカ・インド・フィジー・ネパールの労働組合ユース10人が来日し、連合加盟産別訪問として自治労を訪問した。
はじめに、舩山整国際局長より、自治労の設立と活動の目的、組織と機関運営などについて紹介し、若年層の組合離れや非正規労働者の処遇改善など、自治労が直面している課題についても説明した。
各参加者から、「民営化された場合の組織化はどうしているか。また、青年部との交流を結びたい(インド)」、「ILOから勧告されているにもかかわらず消防職員の団結権がないことについて、政府の言い分は?(フィリピン)」、「日本政府と自治労の関係は?(スリランカ)」、「組合員でない人も同じ待遇を受けていることもあり、若年労働者は現状の職場に満足しているため組合の必要性を感じていない。組合幹部が若い人の声を聴いてほしい」「組合員であることが不利になることがあるので敬遠する若者がいる(マレーシア)」など多岐にわたる質問や意見が出された。
後半は、若年層の組合加入促進のための取り組みについて意見交換を行い、「教職員組合に属しているが、組合とは何か?という科目をカリキュラムに入れている(フィリピン)」「組合員だけが入れる保険がある(マレーシア)」「スポーツ大会を開催している(スリランカ)」、「高校卒業を控えた学生向けに6か月間、職業訓練を提供しておりそこで組合についても紹介している。プログラム終了後は雇用のあっせんもあるので、参加する学生が多い(スリランカ)」など、様々な国の事例があげられ、日本とは違った視点やアイデアを共有する場となった。
引き続き、国際労働組合総連合(ITUC)のアジア太平洋地域の加盟組合の一員として、連合やJILAFを通じて協力関係を構築していくことが大切である。

※舩山国際局長より自治労の紹介を受ける参加者たち