日本の介護現場で働く職員にインタビュー-スウェーデン労働博物館の取材

PSI加盟組合であるスウェーデン自治体労働組合(Kommunal)からの紹介により、スウェーデン労働博物館の調査研究部長であるマリネッテ・フォグデさんとコレクションコーディネーターのアンドレアス・ニルソンさんが来日。

スウェーデン労働博物館は、2018年3月に「日本の高齢者ケアにおけるロボットと新しいテクノロジー」をテーマに写真展示を企画しており、9月26日から10月6日にかけて日本国内でインタビュー取材を実施。日本在住の写真家のカールソン・サイードさんが同行して写真撮影も行っている。

9月29日、日本の介護現場で働く職員の実態を取材するため、NPO法人東京ケアネットワークが小規模多機能型居宅介護を提供している「かどころの家」を訪問し、東京ケアネットの小山政男理事、桑原清美所長、落合美保主任に直接取材した。

約2時間にわたるインタビューにより、スウェーデンと日本の施設の類似点と相違点、日本の介護現場の現状と課題、ロボットに代えることができない労働者と利用者とのふれあいやコミュニケーションの大切さなどについて意見交換も行った。

桑原所長は介護ロボットについて、「スタッフの負担を減らすものもよいが、特に認知症の利用者の方々が、笑顔になれるような楽しめるロボットなども良い」と話した。

落合主任は、「利用者と職員のコミュニケーションにかかる部分をロボット化することは難しいと思う。ただ、歩行補助ロボットによって歩くことができた人の笑顔をテレビで見た時に、このようなロボットならあってもいいなあと感じた」と説明した。

マリネッテさんとアンドレアスさんは、「今回、『かどころの家』を訪問して、何より利用者の嬉しそうな笑顔がとても印象的で、実際に訪問してよかった」と感想を漏らしていた。

インタビューに答える小山理事(一番右)と桑原所長(その隣)

 

利用者に自己紹介をするアンドレアスさん、マリネッテさん、サイードさん