【衛生医療評議会】2017地域医療セミナー ~新公立病院改革プラン、病院再編問題などで討論~

衛生医療評議会は2月18~19の2日間、「地域に求められる病院づくり~私たちにできること~」をテーマに、千葉市内で2017年度地域医療セミナーを開催した。本セミナーは、「公立病院の役割とは」、「地域に貢献できる病院とは」として原点に立ち返り、「活動家育成や医療政策の関わり」、「私たちにできるものは何か」、さらには、地連や県本部における取り組み強化にむけた学習の場、「絆」を深め合う場として開いたもので、44県本部、600人が参加した。

 

冒頭、野村まゆみ議長は、「地域医療構想や新公立病院改革プランが策定されている中、自治体立病院や公的病院、とりわけ中小病院は今後、さらに厳しい環境下での経営を余儀なくされる。中小病院の組織運動や経営問題にスポットを当て、県本部・本部と一体となって取り組みを強化していかなければならない」と挨拶した。

 

セミナー初日の全体会では、JA長野厚生連佐久総合病院診療部長北澤 彰浩さんよる「地域に求められる病院づくり」をテーマとして講演、5単組(たんそ)からの取り組みの経過や直面する課題等の報告、地域医療構想・新公立病院改革プラン、病院再編統合に関わる動向等についての特別報告を受け、共有化をはかった。

講演「地域に求められる病院づくり」 北澤 彰浩さん(JA長野厚生連佐久総合病院)

講演「地域に求められる病院づくり」 北澤 彰浩さん(JA長野厚生連佐久総合病院)

 

2日目は、看護、メディカルスタッフ、医療政策、病院食の4分科会を開催。各職種が抱える課題、病院の統廃合や経営形態変更に対する単組(たんそ)を軸とし県本部・地連と一体となった運動の強化等について講演、討論が行われた。また、「中小病院における経営改善と診療報酬の役割」として、評議会アドバイザーの米澤 正紀さんからの具体的な対策等についての分散会を行ってきた。さらに、病院食の分科会では、直営で必要とされる病院調理職場を確立するための調理実習を行った。

 

衛生医療評議会はこの2日間のセミナーを踏まえ、直面する地域医療構想や新公立病院改革プランへの取り組みの強化をはかっていく。