衛生医療評議会が2019年度地域医療セミナーを開催

 

衛生医療評議会は2月23、24日の2日間、「働き続けられる病院づくり」をテーマに、2019年度地域医療セミナーを開催した。

本セミナーは、少子高齢化などの社会問題が医療に与える影響や、それに対する政策を学び、今後の地域医療を守るために労働組合として何ができるのか、また、衛生医療職場を取り巻く過酷な労働環境の改善に向け、医療に携わる仲間との結束を強め、学習していく場として開いたもので、看護師などのメディカルスタッフを中心に44都道府県本部より502人が参加した。

 

初日の全体会では、今回のテーマに沿って、日本看護協会 看護労働・確保対策担当専門職 奥村元子様と、立教大学現代心理学部 香山リカ教授から、それぞれ講演を受けた。

その後、「自治労と政治活動」をテーマに、自治労組織内議員 相原久美子参議院と次期参議院選挙 組織内議員候補予定者である「岸まきこ」さんにより、公立病院の抱える課題や地域医療における政治の取り組みなどについて対談を行い、相原さんから岸さんへ“希望のバトン”を手渡した。

なお、岸まきこさんは、全体会終了後の交流会にも参加し、病院職場が抱える課題や組合員の悩み等についての訴えを熱心に聞き入り、参加者との交流を深めた。

 

2日目は、看護(第1)、メディカルスタッフ(第2)、医療政策(第3)、病院食(第4)、基礎編(第5)の5分科会を開催し、それぞれの分科会ごとに講演、討論が行われた。

第1分科会では、全体会の講演内容も踏まえ「看護師の離職防止」について、第2分科会では「医療職場における働き方改革」について、それぞれ討議を深めた。

また、第3分科会では「持続可能な地域提供体制の構築」に向けて、労働組合として何ができるのかをテーマに議論を行い、第4分科会では「直営で必要とされる病院調理職場」について、今後の病院調理職場のあり方等について意見交換を行った。

さらに、今回のセミナーでは、新たに基礎編の分科会(第5)を設け、衛生医療評職場における組合運動の活性化に向け、病院単組の特徴的な取り組みを紹介し、病院職場の抱える課題についてグループワークを行った。

 

分科会終了後は、全体会において北海道胆振東部地震、熊本地震について災害後の対応などの報告を受け、その後、城西大学経営学部 伊関友伸教授から「公立・公的病院の最近の情勢」について講演を受けた。

衛生医療評議会はこの2日間のセミナーを踏まえ、参加者間の交流や情報共有を通じ、病院単組・支部、県本部と連携して、地域医療や公立・公的病院が抱える課題等に対する取り組みの強化をはかっていく。

写真上から

講演をする香山リカさん

相原参議院議員からバトンを受け取る岸まきこさん