2025/06/11
自治労は5月29~30日に東京で第168回中央委員会を開催。人勧期・自治体賃金確定期にむけた取り組みと7月の参議院選挙闘争を中心とする、当面の闘争方針を決定した。参加者数は、中央委員・傍聴者を合わせて約600人。

議事1日目の冒頭、石上千博中央執行委員長があいさつ(以下に要旨を掲載)。春闘期の人員確保闘争の総括、人勧期闘争の課題、7月の参院選挙闘争の意義などについて述べた。
一般経過報告、春闘中間総括(案)の報告と質疑、承認の後、当面の闘争方針(案)を木村ひとみ副委員長が提案。質疑・討論(機関紙じちろう6月号2面に本部提案、3面に主な質疑討論を掲載しています)を行い、賛成多数で可決した。
「闘争宣言」採択の後、石上委員長の「団結がんばろう」で閉会した(下写真)。
石上千博中央執行委員長あいさつ要旨:『責任ある政治への転換めざし、7月参院選に総力の集中を』

2025春闘では、民間労組の奮闘により、2年連続で5%を超える成果を挙げました。この流れを公共サービスに携わる私たちの賃上げへとつなげるため、引き続き公務員連絡会に結集し、全力で取り組みます。
一方、単組における要求・交渉が、依然として低調となっていることに強い危機感を抱かざるを得ません。今春闘で人員確保を最重点課題として掲げたにもかかわらず、要求書提出率が全体の6割に満たなかったことを厳しく受け止め、「なぜ交渉ができなかったのか」などについて検証・把握し、次につなげなければなりません。
与野党の熟議が期待された今国会で、予算成立のための個別協議が優先され、十分な審議が行われなかったことは残念です。自民党政権を根本から変え、生活者と将来社会に責任ある政治へと転換させていくためには、7月の参議院選挙が極めて重要です。
第27回参議院選挙は、「これからどのような社会をめざすのか」が問われる極めて重要なたたかいです。現場の声を国政に届けるためにも、組織内参議院議員・岸まきこへの圧倒的な支持を広げなければなりません。選挙区選挙の組織内候補予定者である佐賀・富永あけみ、大分・吉田ただともの取り組みもあわせ、全県本部・全単組で最大限集中していただきたい。私も組織の先頭に立ち、全力で取り組みます。

初日休会後、「岸まきこ総決起集会」を開催
■がんばれ・がんばれ・まきこ!《希望》へのラストスパート

中央委員会初日の休会後、「岸まきこ総決起集会」を開催した。岸まきこは、「組合員の声を国政に届け、地方に暮らす人々を守るため、全力で頑張り抜く」と力強く決意表明。参加者はそれに応えて「がんばれ・がんばれ・まきこ!」と激励を届けた。
自治労は第97回定期大会で、第27回参議院選挙の全国比例区に岸まきこ参議院議員を擁立することを決定しています。
中央委員会、会場の様子



(機関紙じちろう2025年6月15日号より転載)