PSIがLGBT+作業グループ会議をオンラインで開催

PSIの戦略を説明するLGBT+キャンペーン担当のミッチェル・コー

 

5月31日、PSI(国際公務労連)のLGBT+作業グループ会議がオンラインで開催された。この会議は、LGBT+の人々の権利を向上させるために、欧州・アジア太平洋地域・アフリカ/MENA・米州の地域毎に開催されたもので、アジア太平洋地域会議には、自治労も含め10か国以上37人が参加した。

 

PSIはLGBT+キャンペーンを世界的に展開しており、各加盟組合がこの課題を政策に盛り込み、交渉のテーマとして掲げることをめざしている。

 

開会にあたりローザ書記長は、「PSIはGUFs(国際産業別労働組合組織)の中でもLGBT+の人々の人権を守るためにリーダーシップを発揮する。世界には『同性愛は違法で死刑を課す』国々がある一方で、台湾のようにアジアで初めて同性婚を認めた国もある。公共サービスを担う労働組合が戦略をもって政策にLGBT+を掲げ、グローバルなレベルで包摂性を訴えていくことが非常に重要である。労働者の基本的な権利にもつながるテーマと認識し、より良い議論を行ってほしい」とあいさつした。

 

LGBT+キャンペーン担当であるミッチェル・コーは、PSIのLGBT+戦略と調査の概要を報告した。参加者からは、南アジアの若年労働者が積極的にこの課題に取り組んでいる事例の紹介や、組合員への教育や啓発の方法など、地域における好事例や課題を共有した。また、作業グループの今後の進め方として、SNSを使った小グループでの意見交換やウェビナーを開催していくことも確認された。

 

PSIは、各加盟組合が当局との交渉にあたって、労働協約にいかに包摂的な条項を盛り込んでいくか、そのための一助となるような『LGBT+交渉ガイド』を作成中で、年内には公開される予定。

 

※国際公務労連(Public Services International/PSI)とは、スイス・ジュネーブに本部を置く国際的な公共サービス部門労働者の労働組合の連合組織で、自治労は1980年に加盟。

※LGBT+とは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつ。「+」は無限のパターンを表す。