ミャンマーの民主化を求めて、一人ひとりができることについて考える

参加者に人道的な支援を訴えかけるDr.Sasa

 

6月6日、超党派「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」主催、「ミャンマーの人々を応援する有志の会」協力により、『ミャンマー最新情勢を学び、次の一手を考える勉強会』が開催され、自治労からも参加した。「ミャンマーの悲劇を食い止め、市民の希望をかなえるための日本の役割について考える」ため、ミャンマー国家統一政府(NUG)のDr.Sasa国際協力大臣、Dr.Sai Khaing Myo Tun教育省大臣から基調講演を受け、日本の研究者からのコメントも受けながら、勉強会の参加者一人ひとりができることについて考えた。

 

Dr.Sasaは、「25万人が避難民化しており、水・食料・医薬品などが不足している。国連世界食糧計画(WFP)は、今年の10月には340万人が飢餓状態になると発表しており、さらに国連開発計画(UNDP)、2022年初めには全人口の約半数である2500万人が貧困状態に陥ると予測している。そのような中でも市民は平和裏な形で国軍に対して抵抗している」と話し、次の3点をお願いした。

 

●民主的に選ばれた者で構成するNUGを、ミャンマーの唯一の合法的な政府と認め、ぜひ話し合いの場を持ってほしい。

●ミャンマーの現状は、軍事政権による人災。人道的な支援をぜひお願いしたい。

●軍事政権に対し、財政的・外交的なプレッシャーを与えてほしい。官民いずれも問わず、軍事政権に流れたお金が国民の殺戮に使われていることを認識してほしい、と訴えた。

 

参加者も交えての質疑応答では、ディスカッショントピックとして次の5点を挙げて議論した。

●非暴力か、武装闘争か

●不服従運動(CDM)の継続と市民への負担について

●民主化に向けた具体的な戦略とはなにか

●日本政府の軍との「独自のパイプ」は機能しているのか、機能するのか

●今、そしてこれから、日本からできることは何か

 

 

 

最後に参加者にできることを共有した。

 

★少数民族地域の避難民の支援など、緊急人道支援(薬、食料、教育など)や寄付。

★日本に住んでいるミャンマー人と交流

★日本政府に対し、ミャンマー難民の受け入れを働きかける。また、現在日本でミャンマー人が提出している難民申請を受け付けるよう働きかける。

★NUGが唯一の政府であることを認め、関係を継続する。

★NUGと日本の皆さんが連携できるプラットフォームの共有。

★日本政府が軍事政権に協力することを許さないよう働きかける。

★教育の機会を失っている大学生をはじめミャンマー子どもたちに対し、オンラインによる教育の機会を支援する、など。

 

限られた時間の中で、多くの参加者とともに何ができるのか、何をすべきかを考える機会となった。