「メータオ・クリニック支援の会」が、国軍の弾圧から避難しているミャンマーの人々に支援物資を届けてくれました

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「メータオ・クリニック支援の会」が、国軍の弾圧から避難しているミャンマーの人々に支援物資を届けてくれました

2022/06/29

避難民のための米や水、衛生用品を一家族分ずつセットして配布します


6月26日、自治労が支援する「NPO法人メータオ・クリニック支援の会(JAM)」の活動報告会に参加しました。自治労は、民主化を求めてたたかうミャンマーの人々を支援するため、国際連帯救援カンパからJAMを通じた支援を行っています。

現地で活動を行っているJAMの有高医師は、「2022年の1月以降、特にミャンマー北西部と南東部で戦闘が激化し、命を落とす人が増加している。避難の長期化により水が食糧、基本的衛生用品や医薬品の確保が困難になっているが、何とか入手し避難民に届けている」と報告しました。
現地では、避難民のための米や水、衛生用品などを、一家族分ずつセットにして配布しています。

メータオ・クリニック支援の会の活動を報告する有高医師


国連高等難民弁務官事務所(UNHCR) によれば、5月30日現在、推定6万人が難民となり隣国へ逃れ、推定103万人が国内での避難を強いられています。6月28日現在、2037人が殺害され、11,286人が拘留されています。

2021年2月1日のミャンマーの軍事クーデター以降、自治労は様々な形でミャンマーの労働者、市民の支援を行ってきました。労働組合が違法な組織として指定されたため、労働組合の役員たちは命の危険を感じ、身を隠すために避難を余儀なくされています。また、国軍への不服従運動に参加したことを理由に、職場を追われ、自宅に帰ることもできず避難生活を続けている労働者もたくさんいます。国軍は、アウンサンスー・チーさんを刑務所に収監しました。また、国民民主連盟(NLD)の元議員や民主活動家などの死刑執行を明らかにするなど、ますます弾圧を強めています。自治労は、ミャンマーの労働者に連帯を示し、支援を継続していきます。


ビデオレターで挨拶をするメータオ・クリニックのシンシア院長


※※メータオ・クリニックは、ミャンマーとの国境が続くタイ北西部メーソートにあります。祖国を追われて避難してきたミャンマーの人々に寄り添い、無償で医療を提供し続ける国境の診療所です。医療の届かない人々の命を見続けてきたメータオ・クリニックの想いに共感し、支援を続けているのが「NPO法人メータオ・クリニック支援の会(JAM)」です。

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