PSI世界執行委員会(12月2‐3日・ジュネーブ) 石上委員長が「核兵器廃絶1000万人署名」を報告

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PSI世界執行委員会(12月2‐3日・ジュネーブ) 石上委員長が「核兵器廃絶1000万人署名」を報告

2025/12/10

アジア太平洋地域の報告を行う石上千博委員長

2025年12月2~3日、PSI世界執行委員会(EB-167)がジュネーブのILO本部で開催され、石上千博委員長と木村ひとみ副委員長が出席した。

 冒頭、ブリッタ・レヨン会長(スウェーデン・ST)は「私たちは混迷の時代に生きている。国際システム、法の支配、質の高い公共サービスは、戦争や権威主義体制によって損なわれている。より良い世界を形づくる上で、私たち労働組合の行動は極めて重要だ」とあいさつを述べた。
 各地域からの報告では、石上委員長(PSIアジア太平洋地域共同議長)がアジア太平洋地域の報告を行った。報告では地域総会(APRECON)、地域におけるILO批准状況、組織化の活動のほか、連合が実施する「核兵器廃絶1000万人署名」について、署名の説明とQRコードをスクリーンに提示し、オンライン署名への参加を呼びかけた。
  また、労働安全衛生におけるPSI本部の取り組みと構成組織(イギリス、モルディブ)の取り組み報告、多国間主義への攻撃として、国際保健・人権の専門家、元ILO職員等から報告を受けた。
 「公共サービスの反撃」の取り組み報告では、ユン・ソニョル政権時の戒厳令下の韓国において、PSI構成組織が市民社会と連帯して行った取り組みを紹介するビデオが上映された。
 会議の最後に、「スーダン国民との連帯」及び「セネガルにおける組合活動家への弾圧に対する連帯」を示す決議案と「東南アジア周辺地域における壊滅的な洪水被害を受けた労働者と地域社会への連帯声明」を採択した。
 
 
 執行委員会後に、石上委員長と木村副委員長はストックホルム(スウェーデン)へ移動し、北欧における友好組織であるKommunal(スウェーデン地方自治体労働者連盟)およびブリッタ・レヨン会長の出身組織であるST(スウェーデン公務員労働組合)を表敬訪問し、意見交換を行った。
 
 Kommunalとの会合では、マリン・ラグナルド委員長をはじめ、バルブロ・アンダーソン国際担当副委員長、賃金担当役員等と両国における政治状況、非正規雇用・女性労働者の課題等について意見交換。スウェーデンの賃金決定システムについて説明を受けた。
 
 
Kommunal本部で。左がマリン・ラグナルド委員長。
左手前が、マリン・ラグナルド委員長、奥がダイアナ・ガフール国際担当書記
 
 
 STとの会合では、ブリッタ・レヨン委員長、カリン・ブルンツェル国際担当書記と、日本と欧州における権威主義、ポピュリスト政党の台頭による政治情勢等について意見交換を行った。
ST本部で。右からカリン・ブルンツェル国際担当書記、ブリッタ・レヨン委員長。
 
 
 

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