国際労働組合総連合アジア太平洋地域組織(ITUC-AP)大会が、3日間の議論を経て閉会

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国際労働組合総連合アジア太平洋地域組織(ITUC-AP)大会が、3日間の議論を経て閉会

2019/10/09

ITUC-AP大会に参加した連合代表団(右から2番目が五十嵐青年部長)

10月9日に、国際労働組合総連合アジア太平洋地域組織(ITUC-AP)大会の3日目を迎えた。冒頭、資格審査委員会より、ITUC-APは、2019年10月7日現在、加盟費納入の合計は、59組合24,014,810人で資格のある代議員は255人。今大会は、170人の代議員が登録し、うち女性が83人(48.8%)、若年労働者が32人(18.8%)。前回大会より代議員の参加率、若年労働者の参加率ともに上がったことが報告された。


続いて決議委員会より、 (1)第1号決議:香港の民主的な未来、(2)第2号決議:韓国「料金所収受員の雇用上の地位に関する大法院判決の確実な履行」、(3)第3号決議:オーストラリアの厚生労働法改正案(健全性保証法案)に対する非難、(4)第4号決議:政府の反労働組合政策に対するインドの労働者の闘いとの連帯、(5)第5号決議:アフガニスタン(労働組合に対する攻撃に深い懸念を表明する)、(6) 東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の6本の決議案が提案された。第1号から第5号決議については、大会議事運営委員会での手続きを経て、大会においても十分な議論がされたことを受け、採択された。第6号決議については、重要性は理解するものの、大会での手続きが経られていないことなどもふまえ、ITUC-AP事務局で引き取り、十分な検討をしたうえで、今後の対応について改めて加盟組合に提案されることとなった。


選挙においては、地域執行委員会、監査役に続いて、書記長の選出が行われた。書記長候補の吉田昌哉さんは、日本・連合を含め26加盟組合17,972,235人(74.83%)の推薦を受け、無投票で選出された。吉田書記長は、大会への積極的な参画へのお礼とともに、引き続きのITUC-APへの結集と連帯を求めた。


書記長に選出されあいさつに立つ吉田昌哉さん


 最後に、アンソニー・フェリックスITUC-AP会長は、大会に参加したすべての代議員およびオブザーバ、ITUC-AP事務局、通訳などに感謝の言葉を述べるとともに、大会の成功を全員で喜びあい閉会を宣言した。

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