2025/05/07
プラカードを掲げて「憲法理念の実現」をアピール
5月3日(土・祝)、「2025憲法大集会」が東京・有明で開催され、約3万8,000人が集まった。自治労は関東甲地連を中心に約600人が参加。「LOVE憲法 世界に平和を」「軍拡ではなく いのち・くらし」「ジェンダー平等 いますぐ実現」のプラカードを掲げ、戦争のない、憲法が活かされる社会の実現を訴えた。
13時から行われたメインステージでのイベントで、中央大学名誉教授・憲法学者の植野妙実子さんは、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を挙げながら、「各国に対して日本国憲法の素晴らしさを伝えるべきだ」と主張した。

また、その後のリレートークでは、日米地位協定改正を求めて活動している沖縄県出身・慶応大学法学部4年生の崎浜空音さんが登壇。米兵による犯罪が相次いでいるなど、沖縄の変わらぬ実情を伝え、犠牲のしわ寄せを解消するよう求めた。また、憲法について、「憲法前文と平等を謳った14条が好きだ」と話した。

この日、連合が構成組織から集めている「戦後・被爆80年メッセージ」SNS動画の撮影を会場内で実施。栃木・埼玉・神奈川の若い組員員の参加協力を得て、「次代につなぐ 平和の願い 世界が平和となるよう 一人ひとりが行動しよう」とアピールした。