単組発:岡山県・津山市職員労働組合~労使で迎える「未来の仲間」 全国初の労使共催「公務員ステップ」で高校生と交流~

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単組発:岡山県・津山市職員労働組合~労使で迎える「未来の仲間」 全国初の労使共催「公務員ステップ」で高校生と交流~

2026/09/15

8月23日、津山市職員労働組合と津山市役所人事課の共催で、体験型ゲーム「公務員ステップ」が初めて開催された。参加したのは市内の高校生 7人と市職員 11人。3つのテーブルに分かれ、ゲームを通じて交流した。

 
 「公務員ステップ」は、自治労と株式会社BeOneが共同で開発し、しまね自治研でお披露目された体験型ゲーム。公務員をめざす学生と現役の職員がペアとなり、対話を通じて市役所にあるさまざまな仕事や、公務員として働くことのリアルを知 っていく。
 開始時には緊張した面持ちだった高校生たちも、ゲームが進むにつれて次第に打ち解け、終わるころには会場に笑顔があふれた。
 参加した津山市内の高校3年生のAさん(下写真)は「最初は緊張しましたが、すごく楽しかったです。公務員には堅いイメージがありましたが、皆さんとても親しみやすく、丁寧に仕事のことを教えてくれました。これまで参加した説明会は堅い内容が多かったのですが、今回はゲ ームをしながら自然にいろいろなことを聞けました。市役所には知らなかった仕事もたくさんあり、自分に合った仕事を見つけられそうだと思いました。津山市役所を受験したいです」と笑顔で話した。

課題に応じた新しい労働運動を

 取り組みの背景には、深刻化する人材確保の課題がある。津山市職労・春名委員長は「賃金・労働条件の改善を求め、さまざまな制度を実現してきた。でも、働く人がいなければ職場は成り立たない。ただ要求するだけでなく、組合として何かできないかと考えていた」と話す。そんな中で「公務員ステップ」を知り、実施にむけて動き始めた。
 そして今回、全国で初めて労働組合と人事課による「共催」が実現した。植原竜二人事課課長補佐は「採用が難しい時代になり、人材確保は津山市にとっても大きな課題。立場は違っても、めざすところは同じです。良い取り組みに立場は関係ありません。労組から発信してもらえたことは本当にありがたい」と語る。
津山市役所総務部人事課・植原竜二課長補佐
津山市職員労働組合・春名成実執行委員長
 春名委員長は「時代が変われば課題も変わる。労働組合も課題に応じて運動を変えていかなければならない。今回の共催が実現できたのも、先輩方が築いてきた良好な労使関係があってこそ。その積み重ねへの感謝を忘れず、新しい挑戦を続けていきたい」と力を込める。
 未来の仲間を、労使が一緒になって迎えにいく。津山市から、新たな労働運動が芽吹き始めている。
文:(株)BeOne代表 丹羽野真也

(機関紙じちろう2026年9月15日号より転載)

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