2025/07/23
四国 模擬団体交渉に臨む参加者
自治労公共民間労組評議会は、浄水場の管理・運営や学校給食の調理などの公共サービスを自治体から受託している職場の労働組合を対象に、使用者への要求と交渉のスキル向上を目的としたセミナーを四国地連など3つの地連で行った。
自治労公共民間労組評議会は、浄水場の管理・運営や学校給食の調理などの公共サービスを自治体から受託している職場の労働組合を対象に、使用者への要求と交渉のスキル向上を目的としたセミナーを四国地連など3つの地連で行った。
四国地連は2月15~16日、愛媛県伊予市でセミナーを開催。4県本部から26人が参加した。自治労公民評の2025春闘方針を確認した上で、公共民間職場と政治の関わりと要求書作成・団体交渉についての講義を行った。参加者は模擬団体交渉も体験。アンケートで参加者からは「グループのメンバーとの協議を通じて各労組の問題と対応について知ることができた」「仲間と会えて、今後にむけてモチベーションが上がった。引き続き学習を続けたい」などの感想が寄せられた。
中国地連は5月24~25日、岡山県岡山市でセミナーを開催。5県本部から24人が参加した。2025春闘の情勢について連合岡山による報告をはじめ、要求書づくりと団体交渉についての講義を実施。模擬団体交渉も行い、その背景は四国地連が独自に考案し、賃金の引き下げ提案やベースアップがされない状況を仮定した。参加者アンケートでは「組合だけでなく会社のお互いが尊重され、助けあえれば良い」「公共サービス民間労組同士で交流し、団結を深めていきたい」などの感想があった。

北海道地連と東北地連は5月17~18日、北海道函館市でセミナーを開催。8県本部から47人が参加。参加者は各グループに分かれ、職場の課題に基づき要求書を作成し、発表し合った。また、架空のプロフィールに沿って模擬交渉を実施。さらに、公民評幹事が中心になって労使を演じるエキシビション交渉が披露された。参加者からは「使用者側の立場を経験し、今後の交渉に生かすことができると感じた」「交渉は思っていた以上に難しかった」などの感想が寄せられた。
