日本国際ボランティアセンターから、スーダンの情勢と支援活動について報告を受けました

報告に来てくれたJVCの小林さん(写真左)、後藤さん(中央)、今中さん(右)

 

6月29日、日本国際ボランティアセンター(JVC)の海外事業グループの小林麗子さんと後藤美紀さん、スーダン駐在員の今中航さんが、スーダン情勢を報告するために自治労に来てくれました。

 

アフリカで最も長く最悪の内戦があったスーダンでは、政情不安の中、未だに多くの人々が国内外での避難生活を強いられています。現在は軍部が権力を掌握しており、住民の抗議や治安部隊による弾圧が断続的に続いています。

 

 

南コルドファンには反政府組織の拠点もあり、避難民居住区においても民族間の武力衝突による略奪や焼き討ちが行われ、人々はさらなる避難を余儀なくされています。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、行政は避難民の子どもや若者たちへの支援に関心があまりありません。

 

地面を黒板に学ぶ子どもたち

 

JVCは、南スーダンとの国境沿いにある南コルドファンで暮らす紛争で被災した子どもたちが、就学の機会が得られるよう、補習校の運営を支援しています。

 

子どもたちへの教育を行うとともに、教育の大切さをコミュニティの保護者グループに理解してもらうことや、給食を実施することで補習校に通い続けてもらえるような活動も行っています。補習校で学んだマルガニさんは、学校に行く機会を得たことで、将来の夢が「兵士」から「先生や医者」になり、大学まで勉強を続けたいと思っています。

 

技術研修を受ける若者たち

 

また多くの若者たちが、職業スキルを身につけ、生計手段や職に就くための支援活動も展開しています。溶接やリキシャなどのメカニック、縫製、食品加工など、技術研修からライフスキルトレーニングなど、自立して生活ができるよう支援しています。溶接の技術研修を受けたムハージルさんは、今では窓枠やドアなども、ひとりで一から作れるようになり、日当で家族を助けることができるようになりました。

 

自治労は、スーダンの避難民のコミュニティにおいて、ひとりでも多くの子どもたち、若者たちが学び、職に就く機会を得られるようにすることで、夢をもち、自立して生活することができるよう支援しています。

 

自治労は、設立40周年の記念事業である「アジア子どもの家」事業を1995年から日本国際ボランティアセンター(JVC)と一緒に進めてきました。それ以降、JVCが実施するカレンダー購入など、国際協力活動として支援しています。