衛生医療評職場×立憲・枝野代表 医療現場の「今」を訴える

明石市立市民病院(兵庫県)の皆さん

 

自治労本部衛生医療評議会は、立憲民主党の要請を受け、9月16日~17日にかけて、新型コロナウイルス感染症の対応を行っている2つの病院をオンラインでつなぎ、コロナ対応にあたる医療現場の現状を訴えました。

このヒアリングには立憲民主党・枝野代表が参加し、ヒアリング終了後に行われた記者団の取材に対し、「公立病院、市立病院といった公立病院の重要性を改めて痛感しており、コロナを抑え込むことと同時並行で、こうした機能が欠けた、弱くなった地域を回復させていく。公立病院をなくす流れを転換することをしっかりと政権政策で打ち出したい」と話し、現政権が押し進める地域医療計画を180度転換する必要性を示しました。

 

中東遠総合医療センター(静岡県)の皆さん

 

ヒアリングには、自治労に加盟する中東遠総合医療センター(静岡県)、および明石市立市民病院(兵庫県)の協力のもと行われました。

 

枝野代表は冒頭のあいさつで、長期にわたるコロナ対応への謝辞を表明するとともに、直近の情勢に触れながら「新学期が始まり子どもの感染が広がり、とても心配しています。病院で働く皆さんの中にも子育てまっただなかの方々がおられると思いますが、どのような対応をしているのでしょうか」と現場の状況を尋ねました。中東遠総合医療センターの看護師は「コロナ感染拡大当初は、医療従事者の子どもが保育園や学校にいけないという状況になり、院内に託児施設を設置し対応をはかりました。事務職員が交代で手伝いながら、多いときは20人程度の児童が利用していました」と試行錯誤しながらコロナ対応にあたる職員の状況を紹介しました。

 

また、院内感染を経験しながらもコロナ対応を続けている明石市立市民病院の看護師は「感染病棟のスタッフが感染しているので、ワクチンを打ってもブレークスルー感染をするかもしれないという不安と隣り合わせです。救急医療でも看護師は2倍3倍の業務量となっています」とコロナ対応の厳しさと疲弊する現場の実態を訴えました。

 

最後に、枝野代表は「みなさんご苦労されながら、なんとか医療を止めずにふんばってくださっている。全国でがんばっておられる方々へ、解を示していくのが政治の役目だと思う。現場の声をお聞きできたことで、これから、私たちも自信をもって論戦に挑んでいくことができる。選挙よりも目の前のコロナへの対応が一番大事だと思っているので、いつでも現場の声を聞かせてもらいたい」と述べ、引き続きの協力を求めました。

 

今回のヒアリングで寄せられた意見や課題は、立憲民主党における今後の新型コロナウイルス感染症対策に役立てられます。自治労は引き続き、新型コロナウイルス感染症対応にあたる医療現場の現状を訴えていくとともに、医療を支える職員の立場から、必要とされる政策を訴えていきます。