2月26日、くらしとこどもの福祉を考える全国集会を開催

集会であいさつをする古林社会福祉評議会議長

 

社会福祉評議会は、2022年2月26日に「自治労2022年度くらしとこどもの福祉を考える全国集会」を、昨年に引き続き、全面ウェブ形式で開催し、38県本部189人が参加した。

 

「自治労2022年度くらしとこどもの福祉を考える全国集会」の全体集会は、森下総合政治政策局長、鬼木まこと参議院選挙自治労組織内候補予定者、古林社会福祉評議会議長による挨拶に続き、佐藤セーフティネット部会長、北嶋児童相談養育部会長代理から基調提起を行った。

 

集会であいさつをする鬼木まこと参議院選挙自治労組織内候補予定者

 

続く講演では、村木太郎大正大学地域構想研究所教授に「生きづらさを抱えた人たちを支える」と題してお話し頂いた。村木先生は、SNSを使った性被害など、少女や若い女性のモラルの低下や自己責任によるものと考えられがちな現状について、背景には、若い女性の様々な生きづらさがあることを指摘し、公的制度の狭間にある若い女性支援について、公・民の連携・協働が重要であること、児童福祉や他の福祉との連携が必要であることを訴えた。

村木太郎大正大学地域構想研究所教授

また、刑務所の新規受刑者の1/4に知的障害の可能性があることから、「共生社会を創る愛の基金」を設立し、本来であれば福祉の対象者となり得る罪に問われた障害者が、地域社会で暮らしていくための支援の必要性についても指摘した。

 

第1分科会「生活保護・生活困窮者自立支援」では、池上直樹厚生労働省社会・援護課長より、行政説明「生活保護及び生活困窮者自立支援の現状と今後」、熊本県菊池市の尾﨑主任主事から、「菊池市の生活困窮者自立支援制度の取り組み」について、現場報告を頂き、その後、参加者による自由な意見交換を行った。

 

第2分科会「児童相談・社会的養育」では、胡内敦司厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課虐待防止対策推進室長補佐による行政説明「児童福祉法の改正にむけて」、福岡市子ども家庭支援センターはぐはぐの河浦センター長から、「地域の子どもを地域で育むための多様な機関連携と共生社会に向けて~福岡市の官民連携による子ども家庭支援実践~」について、それぞれ講演を受けた。

 

集会はZOOMによる開催形式ながら、分科会では、いま、業務で悩んでいることへの対応策についてお互いの経験を伝え合うなど、活発な意見交換が行われた。