シンガポールの医療関係者と現場課題について意見交換

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シンガポールの医療関係者と現場課題について意見交換

2026/09/07

9月4日、シンガポールの医療関係労働組合や保健関係者が自治労を訪問し、両国の医療機関や医療従事者をめぐる実情と課題について意見交換を行った。

 今回、自治労を訪問したのはヘルスケアサービス従業員労働組合(Healthcare Services Employees' Union …HSEU)をはじめ、保健・医療関係者あわせて24人。自治労からは山﨑幸治副中央執行委員長、原尾健作衛生医療局長が出席した。
 医療従事者の確保、自治体や医療機関との労使関係、働き方改革やAI導入・対応などのテーマでそれぞれの国の現状や課題について報告し、意見を交わした。

HSEUのタナレッチミ会長(右)とサイモン書記長(左)
山﨑副委員長(左)と日本の医療現場について説明する原尾局長

 両国とも人口減少社会の中での看護師をはじめとした医療労働者の確保や、人員と仕事量のバランスの問題、若手職員の育成、カスタマーハラスメントなど共通する課題も多い。

 一方、シンガポールでは政労使の関係性が良好であり、組合が政府や使用者に対して意見や要求を出しやすい環境にある。例えば医療現場へのDXの導入・運用には多額の経費が必要となることから、政府に対して財政支援を求めるとともに、使用者に対しても必要性への理解を求めるなど、政策の実現に向けて三者で取り組んでいるという。「使用者は『敵』ではなく『パートナー』である」という発言もあり、シンガポールにおける労使間の特徴が印象に残った。

 両国間に共通する課題や、政労使の関係性の違いなどに触れることができる貴重な交流の機会となった。

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