2026/07/02
衛生医療評議会は6月26日、「看護師のホンネ会議~賃金・休暇・働き方~」をテーマに2026年度第4回レベルアップ講座をオンラインで開催した。物価高騰や人材確保を背景に世の中では賃上げの流れが広がる一方、医療現場では十分な賃金改善が進んでいない実態がある。講座では、賃金や休暇制度、働き方に関する課題について、各病院労組の取り組みや制度を共有しながら、今後の運動の方向性について意見を交わした。
6月26日、衛生医療評議会は「看護師のホンネ会議~賃金・休暇・働き方~」をテーマに、2026年度第4回レベルアップ講座をオンラインで開催し、約100人の組合員が参加した。
冒頭、原尾健作事務局長が衛生医療職場を取り巻く情勢と課題について提起した。2026年度診療報酬改定の動向や病院経営をめぐる現状、昨年度の確定交渉結果などを報告するとともに、10月1日から施行されるカスタマーハラスメント対策の義務化についても触れ、医療現場における労働環境改善の重要性を共有した。
続いて、看護問題対策委員会リーダーの牧田彰一郎さんが、病院トップの考え方や経営方針によって賃金・労働条件が大きく左右される実態を紹介。労働条件の改善は待っているだけでは実現せず、組合員一人ひとりが要求を出し、当局と交渉を積み重ねていくことの大切さを訴えた。
その後のパネルディスカッションでは、①休暇制度や夜勤に関する課題、②基本給や各種手当に関する課題の2つのテーマに分かれて意見交換を行った。パネリストである委員会メンバーからは「夜勤回数の負担軽減」「始業前業務やサービス残業の改善」「夏季休暇や特別休暇の拡充」「処遇改善手当や夜勤手当の見直し」など、各職場が抱える課題や取り組み事例が報告された。
また、他病院労組の交渉経過や制度改善の成果についても共有し、「他の職場の取り組みを知ることで要求づくりの参考になった」「改善事例を自分の職場にも活かしたい」といった意見も出された。
活発な意見交換と情報共有を通じて、職場の課題を共有するとともに、労働条件改善にむけた運動の重要性を改めて確認する機会となった。
2026年度最後の開催となったレベルアップ講座だが、2027年度第1回講座は9月28日にオンラインで開催する予定。テーマは「労基署目線で読み解く医療現場の働き方~超勤・待機・宿日直~」としており、医療現場の労働条件改善にむけた学習をさらに深めていく。
講座の内容は、後日、動画のアーカイブ配信でご覧いただけます。閲覧方法はご所属の組合または県本部までお尋ねください。







