第22回機関紙コンクール結果発表!全100点から栄冠に輝いたのは!?

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第22回機関紙コンクール結果発表!全100点から栄冠に輝いたのは!?

2023/07/26

7月6日、東京・自治労会館で第22回機関紙コンクールの審査を実施しました。審査には、「季刊RENGO」編集部エディターの落合けいさん、エディット代表取締役社長の水谷一生さんがあたり、計100点(自作の部84点:外注の部16点)の応募作品の中から、14点が受賞した。

<自作の部:講評>機関紙・誌の可能性は無限大(落合けい)

コロナ禍が明けて、組合活動でも対面の交流会やイベントが復活。紙面でも「4年ぶりの開催!」などの見出しとともに「マスクなし」の笑顔が見られるようになった。
今回の自作の部の応募数は84点。1枚ペラのビラ、折りが入ったニュースレター、タブロイド判の新聞、厚みのある月刊誌など多種多様。同じ視点で審査していいのかと悩んだが、機関紙・誌とは、組合活動の証であり、コミュニケーションツール。いろんなバリエーションがあっていいし、もっと自由にカスタマイズしていいのだと気づかされた。
さて、入選作から。「自治労あんなか」は、見出しや囲み、写真が効果的。「祝100%」の新入職員全員加入にも貢献しているのでは。「市労連ニュース」は、交渉内容がよく整理されている。これも機関紙の重要な役割だ。「Johsen まえばし」は2300部発行の月刊誌。「毎月欠かさず組合員の手に渡るよう、発行以来途切れさせることなく作成している」とのこと。敬意を表したい。
佳作は、コンセプトが斬新な「朝刊 あさげ」。春闘時期を中心に早朝に職員通用口に役員が立ち、組合員に手配りしているとのこと。「ATS」は、新担当者がリニューアルに挑戦。明るくカラフルになっただけでなく、「職場の年齢層が比較的高いため、見やすい文字を特に意識」。誰一人取り残さない優しさに感謝!「自治労さっぽろ」はデザインも編集もハイレベル。
努力賞の「馬力」は、交通系職場の魅力が伝わる紙面。「自治労あいち」は、1コマ漫画がスパイスとして効いている。「すくさぽ」は各職場の役員が手配り。「その号でしか伝えられない記事を載せるために情報の見逃し、見落としのないようアンテナを立てている」とのこと。これは編集担当として本当に大事!
次点の「駿馬」は、新体制発進でスポーツ新聞風のデザインに。「ほんもく」は「今昔」を写真で見せる企画が面白い。文字の部分がもっと読みやすくなれば入賞も見えてくる。
最後に「smile」(高崎市立保育所臨時・嘱託職員労働組合)、「たかさき社協ファミリア」(高崎市社会福祉協議会労働組合)、「栃木県立がんセンター職員労働組合ニュース」(栃木県立がんセンター職員労働組合)など、組織化に奮闘される組合の機関紙が仲間づくりに力を発揮されるよう応援しています。
★落合けい  季刊RENGO編集者/RENGO ONLINEでは記事・コラムを配信中https://www.jtuc-rengo.or.jp/rengo_online/

<外注の部:講評>「読みやすさ」「読みごたえ」は制作者が創る(水谷一生)

審査基準は企画・構成・デザイン・文章などさまざまですが、その前提となるのは「何のために発行し、読者にどう読んでほしいのか」という意識・姿勢です。それは見えにくいことですが、確実に紙面に表れます。
そうした意味で「つらなり」は際立って光っていました。ほとんどの記事で、「なぜこのテーマを取り上げるのか」「このテーマはどういう意味を持つのか」を冒頭でわかりやすく解説しているからです。記事の最後でも、組合としての主張や呼びかけでまとめています。文章も理解しやすく、実力を感じさせられました。
「自治労北海道」は紙面構成が抜群。とくに、集会などへの参加者の感想を、本文とは別立てで掲載している点は、読みやすさを高めています。トークセッションをLINE風にデザインした発想にも脱帽です。
「市職ポスト」は、読みごたえと制作者のパワーに圧倒されました。A4判16~20ページで黒1色ですが、表紙を開くと硬軟織り交ぜた記事がザクザク。表紙が文字だらけ、右開きなのに横組が続くなど改善の余地はありますが、それを差し引いてもよくできています。
「群馬県職」は冊子形式に変更し、とても読みやすくなりました。テーマ解説や組合の考えもしっかり書かれていて、機関紙の役割を考察した跡がうかがえます。小見出しの文言を工夫すればさらによくなります。
「自治労 仙台市職労」も、客観と主観のバランスがよく、無駄なく簡潔にまとめられています。見出しの立て方(本数・キャッチ性など)やレイアウトも理にかなっていて、学習意欲とセンスを感じました。
次点の「自治労みやぎ」は、レイアウトの難しい大判ながら、上手に記事を配置しています。執筆者の主張が書かれた囲み記事も好感が持てます。その位置づけを示すコーナー見出しを入れればなおベターです。
★エディット代表取締役 水谷一生 さん 「自治労通信」の構成・編集など

<第22回機関紙コンクール:受賞作品一覧>

各機関紙のサムネイルをクリックすると、受賞した機関紙のPDFデータをダウンロードできます!

ぜひ機関紙づくりの参考にしてみてください。

第1部 自作の部(パソコン・手書き新聞)

【入選】

自治労あんなか(安中市職員労働組合:群馬) 

◆選者コメント:活発な活動が伝わる多彩な紙面


Johsenまえばし(前橋市役所職員労働組合:群馬)
◆選者コメント:表紙の笑顔に癒される充実の月刊誌

市労連ニュース(豊田市職員労働組合連合会:愛知)
◆選者コメント:組合への信頼を高める情報整理力

【佳作】

朝刊あさげ(小山市職員労働組合:栃木)
◆選者コメント:伝えたいが伝わる!手配りの朝刊

自治労さっぽろ(自治労札幌市役所職員組合連合会:北海道)

◆選者コメント:デザインも編集もすべてにハイレベル

ATS(名古屋交通労働組合 東山運転支部 青年女性部:愛知)
◆選者コメント:リニューアルで見やすく読みやすく

【努力賞】

すくさぽ(高崎市立学校職場臨時・嘱託職員労働組合:群馬)
◆選者コメント:加入拡大へ、情報ぎっしり!

馬力(東京交通労働組合 馬込検修場支部:東京)
◆選者コメント:交通系職場の魅力が満載!

自治労あいち(愛知県本部:愛知)
◆選者コメント:スパイスの1コマが効いている


※次点
駿馬(那須塩原市職員労働組合 公益法人評議会:栃木)
「ほんもく」(横浜交通労働組合本牧支部:神奈川)

第2部 外注の部

【入選】

つらなり(自治労大阪府国民健康保険団体連合会職員労働組合:大阪)
◇選者コメント:記事の意義を伝える姿勢と文章力に◎

【佳作】

自治労北海道(北海道本部:北海道)
◇選者コメント:本文と感想の区分など紙面整理が見事

市職ポスト(田辺市職員労働組合:和歌山)
◇選者コメント:硬軟盛り込んだ企画は「読みごたえNo.1」

【努力賞】

群馬県職(群馬県職員労働組合:群馬)
◇選者コメント:テーマ解説が親切で読みやすい

自治労仙台市職労(仙台市で働く労働組合連合会:宮城)
◇選者コメント:客観と主観のバランスがGood!

※次点

自治労みやぎ(自治労宮城県本部:宮城)
◇選者コメント:執筆者の考えが伝わる囲み記事
 

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